Cardinal Konrad Krajewski visits the Nazaret center in Drohobyč
(2023.6.28 Vatican News Salvatore Cernuzio)
教皇フランスの意向を受けたバチカン支援援助省のコンラッド・クラシェフスキ長官が27日、6回目のウクライナ訪問で南部の主要都市、へルソンに入った。
へルソン市とその周辺の地域は、上流の大型水力ダムが破壊されたことで、80以上の村や町が洪水に見舞われ、2万ヘクタールの農地が水没、150トン以上の石油が流出するという深刻な事態になっている。
長官が率いる援助隊は食料、医薬品などを積んだトラックで22日にローマを出発。途中、オデッサ、ドロホビチなどの都市で、病院や難民センター、アルコール依存症者センターなどに立ち寄り、現地の教区司祭たちにも会い、現地にとどまっている人々を激励した。
3125キロ・メートルに及ぶ”福祉遠征”の末にへルソンに到着した長官は、まず、市内の病院や診療所が強く求めていた医療品などを配布し、その後で、市内を回ったが、「閉鎖された施設が目立ち、人影はほとんどない。時々空襲警報のサイレンが鳴り、わずか1キロ先で火や煙が上るのが見えた… そうした中で、教区司祭と共に住民の方々を訪問し、声をかけ、支援物資を渡しました」と長官は説明した。
長官の援助隊は、これからさらに数日の現地訪問を予定しており、 「私たちはヘルソンに2日間滞在し、その後、おそらくキエフに向かうことになるでしょう。最終訪問地は、以前もしばしば訪れた都市リヴィウになります。まだ何キロも先があり、どれだけの出会いと祈りの瞬間が私たちを待っているか誰にも分からないが、私たちは教皇の御名においてこれらの人々の近くにいなければなりません。 言葉では不十分。 そこにいること、重要です」と強調。
さらに、 「ウクライナのすべての人たちために祈りましょう。そして自分自身のためにも祈りましょう。そうすれば、私たちは戦争の現実に鈍感にならずに、助けを必要としている人々に援助を提供し続けることができます」と世界の人々に呼びかけている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)