(2023.4.7 バチカン放送)
4月7日、復活祭直前の金曜日、「聖金曜日」の夕方、教皇フランシスコはバチカンの聖ペトロ大聖堂で「主の受難の儀式」を主宰された。儀式には、およそ4千人が参列した。
キリストの十字架上での受難と死を観想する「主の受難の儀式」は、言葉の典礼、十字架の崇敬、聖体拝領の3部からなり、冒頭、教皇は祭壇の前で長い沈黙の祈りを捧げられた。
言葉の典礼の第一朗読「イザヤ書」(52章13節-53章12節)では、主の僕の苦難と死について、第二朗読「ヘブライ人への手紙」(4章14-16節、 5章7-9節)では、多くの苦しみを受け、永遠の救いの源となった偉大な大祭司、神の子イエスについて、人々は耳を傾けた。
そして、福音朗読では、「ヨハネ福音書」(18章1-19節、42節)から「私たちの主イエス・キリストの受難」が、3人の助祭によって朗唱の形で読まれた。イエスが息を引き取る場面で、人々はこうべを垂れひざまずいた。
教皇付説教師ラニエーレ・カンタラメッサ枢機卿による説教に続き、聖金曜日の盛式共同祈願が唱えられ、続く「十字架の崇敬」では、十字架を手にした助祭が信者たちの間を祭壇に向かって進みつつ、三度立ち止まり、止まるごとに十字架を掲げた。大聖堂に響く「世の救い主、キリストがつけられた木の十字架を見つめよ」との朗唱が人々を十字架の崇敬へと招いた。
最初に、十字架を迎えられた教皇が十字架上のイエスに接吻されると、その後、聖職者や、修道者、信者たちの代表が一人ひとり十字架を崇敬した。 最後に再び十字架を受け取られた教皇は、それを高く掲げ会衆に示された。
後半、聖ペトロ大聖堂の主席司祭、マウロ・ガンベッティ枢機卿によって、聖体拝領式が行われ、儀式終了後、会衆は沈黙のうちに解散した。
(編集「カトリック・あい」)