(2020.1.15 WFP(国連食糧農業計画)レポート)
南スーダン、ウロール郡ピエリでの食料配給。Photo: WFP/Gabriela Vivacqua
「国内事情の混乱により、生活も食べることも、そして日常の移動すらままなりません。」ハイチ、アーチボナイト県最大の都市ゴナイベス郊外の小規模な土地で野菜や果実を栽培するオセナ・プレビロンさんは語ります。
ハイチは、2020年に迅速な支援強化を行わないと、危機的状況へ突入するリスクが高いと国連WFPが警鐘を鳴らす国々の中でも上位にランクされています。
国連WFPによる報告書「WFP’s Global Hotspots 2020 report」は、数百万人が食料危機に瀕し、早急な対応が必要となる15の緊急事態について報告しています。
報告書は、世界中の脆弱な地域が食料不足に陥るのを食い止めるために、国際社会による迅速な数十億ドル規模の投資の必要性を示しています。
報告書では、各国の危機状況のレベルごとに、その背景、人々への影響、そして危機状況の進行を食い止めるためのWFPの手立てを述べています。
「気温が50℃に達し、ビクトリアの滝も細い水流になっている。」数十年に一度の大干ばつに見舞われるジンバブエも、最も危険度が高い国とランクされています。