・パキスタンでキリスト教徒の家族4人が暴徒に殺害される(Tablet)

(2018.4.3 Tablet  Rose Gamble)

 パキスタン南部で2日、復活祭を祝うためにバローチスターン州の州都、クエッタ市の知人宅を訪れていたキリスト教徒の家族5人が、武装した暴徒に襲われ、4人が死亡、10歳の少女が負傷した。

 Ucan news agencyによると、家族は、滞在していた知人宅のそばの市場に行く途中で襲われた。地元警察によると、犯人はオートバイに乗った二人組で、「相手を狙ったテロ行為だ」という。イスラム過激派組織ISは自派の通信社 Aamaq を通じて犯行を認める声明を出している。

 クエッタ市では昨年12月に市内のキリスト教会での日曜礼拝を狙った自爆テロと銃による襲撃があり、少なくとも8人が死亡、56人以上が負傷するという惨事が起きたばかり。この時もISが犯行声明を出しているが、ISの犯行かどうかは確認されていない。またこれより前、昨年10月にも同じ地域のユダヤ教の寺院に手りゅう弾が投げ込まれる事件が発生している。

 (翻訳・「カトリック・アイ」南條俊二)

(Tabletはイギリスのイエズス会が発行する世界的権威のカトリック誌です。「カトリック・あい」は許可を得て翻訳、掲載しています。 “The Tablet: The International Catholic News Weekly. Reproduced with permission of the Publisher”   The Tablet ‘s website address http://www.thetablet.co.uk)

 

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2018年4月6日