・教皇、成人に対する性的嫌がらせ疑われる米司教更迭、調査を指示

(2018.9.13 「カトリック・あい」)

 バチカン広報が13日発表したところによると、教皇フランシスコは米ウエスト・バージニアのウィーリング・チャールストン教区長のマイケル・ブランスフィールド司教の辞表を受理した。

 その理由は発表されていないが、ローマからの各種の報道によると、同司教には成人に対する性的嫌がらせの疑いが出ており、教皇はこの事実上の更迭決定と同時に、ウイリアム・ロリ=ボルチモア大司教にウィーリング・チャールストン教区長代行を命じ、同大司教はバチカンからブランスフィールド師について調査するよう指示された。

 この決定は、米国の司教協議会会長たち米教会の代表団が、バチカンで米国での聖職者による性的虐待への対応について協議したのと前後して行われた。米国での問題の深刻さを改めて印象付けている。

 

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2018年9月14日