
アフリカ4か国訪問中の教皇レオ14世は18日、3つ目の目的地であるアンゴラの首都ルアンダへ向かう機内で、同行記者団に挨拶され、カメルーンでの素晴らしい歓迎に改めて感謝された。
また、トランプ米大統領との間で物議をかもしているような伝えられ方をしている問題について、「今回の訪問地での私のスピーチは数週間前から準備されていたもの」と述べるとともに、「私が再び大統領と議論しようとしているかのように解釈されるべきではない。それは私の意図するところでは全くありません」と言明された。
教皇は、2カ国目の訪問地、カメルーンで過ごした3日間について前向きに評価され、同国は「英語圏とフランス語圏の両方を擁し、約250の現地言語が存在するなど、様々な意味でアフリカの心臓部を象徴する国」と述べられた。
アンゴラ行きの機内で、教皇は離陸からわずか数分後に同行する記者団に挨拶し、その仕事への感謝されるとともに、ここ数日間の自身の(トランプ米大統領に関連することなどの)発言がどのように解釈されているかについて、いくつかの点を明確にされた。
*不正確な報道がされている、米大統領との議論は私の意図するところではない
まず教皇は、「ある種の報道の内容はあらゆる点で正確ではありませんでした。しかし、旅の初日に米国大統領が私についていくつかの発言をしたことで、”政治的な状況”が生じてしまった」と語られた。
これは、今週初めにトランプ米大統領が教皇に対して行った非難を指している。教皇はローマを出発する機内ですでにこれに答えておられたが、大統領、そしてバンス副大統領も、この後数日間、教皇を批判する発言を続けた。教皇にとっては、この件は初日からすでに決着がついていたのため、記者団への18日の機上での発言があった。
続けて教皇は、「それ以来書かれた記事の多くは、発言内容を解釈しようとする、単なる『解説の解説』に過ぎません」と強調。「
その一例が、16日のカメルーンのバメンダでの『平和のための祈りの集い』で行われた重要な講話だ。教皇は、その講話について「2週間前に準備されたものであり、あの方(トランプ大統領)が、私や私が推進している平和のメッセージについてコメントされた、ずっと前のことでした。それにもかかわらず、私が再び大統領と議論しようとしているかのように受け取られてしまいました。それは私の意図するところでは全くありません」と強く否定された。
*宗教間の平和と対話の構築
そのうえで教皇は、自らの使命を改めて述べ、「私は第一に、牧者として、カトリック教会の長として、アフリカ全土のすべてのカトリック信徒と共にあり、共に祝い、励まし、寄り添うためにアフリカを訪れています」とされた。
また、他宗教との関連でも、ヤウンデの教皇大使館でイマーム(イスラム教指導者)のグループと行った「非常に素晴らしい会合」を挙げ、「他の場所で既にそうしてきたように、また教皇フランシスコが在位中にそうしてきたように、あらゆる信仰を持つ人々との対話、兄弟愛の促進、理解、受容、そして平和構築を今後も推進し続ける必要があります」と強調された。
17日にヤウンデの中央アフリカ・カトリック大学で行われた学生、教員との出会いについても満足の意を表され、聖アウグスティヌスを中央に据えたアフリカの地図をモチーフにした「美しい記念碑」に祝福されたことを回想された。
*福音の宣教
教皇はアフリカ大陸全体に見られる「富の不平等な分配」という喫緊の課題にも言及され、「特にカメルーンは、機会に恵まれた国です」と指摘された。そして、今回のアフリカ4か国訪問で、「私たちは福音のメッセージを宣べ伝え続けます」と言明され、「キリスト教徒であることの素晴らしさ、キリストに従うこと、友愛や兄弟愛を促進すること、主を信頼すること、そして同時に、この世界で正義を推進する方法を模索すること、この世界で平和を推進すること」の意義を強調された。
*カメルーンへの感謝の言葉
また、同行記者団で唯一のカメルーン人記者、カメルーン放送協会(CRTV)のシャルル・エブネ氏を通じて、教皇はカメルーンのすべての人々に感謝の意を表しました。「素晴らしい歓迎、大きな熱意、人々の喜びに対して。それは本当に素晴らしいものでした。「信仰共同体の人々が共有する熱意の中で真に発見した体験……イエス・キリストの弟子であることの意味を体現し、共に信仰を祝うことがどれほど素晴らしいか」。教皇は「この体験ができたことを」いかに「大変嬉しく思っているか」を語られた。
最後に、機内に同乗していた約70名のジャーナリストの方々にも感謝の言葉を述べられ、「皆さんにお会いできて大変嬉しく思います。そして、皆さんの活動に感謝いたします。主がこの旅の私たち全員をこれからも祝福してくださることを願っています… アンゴラでお会いしましょう!」と会見を締めくくられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)











