☩「子供たちに捧げる『使徒的勧告』をまとめる」-教皇、「子供の権利サミット」閉幕あいさつで表明

Vatican hosts the first-ever International Summit on Children's RightsVatican hosts the first-ever International Summit on Children’s Rights  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

 今回の会合には、世界の政治、経済の分野の関係者や子供の問題に関わるNGOの代表など科参加し、7つの分科会に分かれて、現代社会における子供の権利、教育を受ける権利、自由な時間を持つ権利、食糧や医療を受ける権利など、さまざまなトピックが取り上げられた。

 

 

 

 

 

2025年2月4日

☩「子どもの命に勝るものはない」-教皇、バチカンの「子供の権利サミット」初会合で

Pope Francis with children at the first International Summit on Children’s RightsPope Francis with children at the first International Summit on Children’s Rights  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)
(2025.2.3 Vatican News  Lisa Zengarini)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年2月4日

☩「イエスは私たちの救いであり、光だ」-「主の奉献」祝日の正午の祈りで

Pope Francis waves to the faithull in St Peter's Square gathered for his Sunday Angelus (File photo)Pope Francis waves to the faithull in St Peter’s Square gathered for his Sunday Angelus (File photo)  (ANSA)

 

 

2025年2月2日

☩教皇、聖年の巡礼者たち謁見講話②「『使徒中の使徒』とされたマグダラのマリアから希望を学ぼう」

教皇フランシスコ 2025年2月1日 聖年の巡礼者への謁見 バチカン・パウロ6世ホール教皇フランシスコ 2025年2月1日 聖年の巡礼者への謁見 バチカン・パウロ6世ホール  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

 教皇フランシスコが1日、バチカンのパウロ6世ホールで、2回目の「聖年の土曜日の謁見」を行われた。

 これは、2025年聖年中にローマを訪れる巡礼者たちのために、毎週水曜日の一般謁見に加え、隔週を目安に土曜日に行われるもので、教皇が聖年のテーマである「希望の巡礼者」に沿って、「希望」を様々な角度から考察する講話をされる。

 今回は、「『希望する』とは、向き直ること。マグダラのマリア」について話された。要旨次の通り。

**********

 聖年は人々にとって、そして世界にとって、新たな始まりです。聖年は、神の夢においてすべてを捉え直すべき時。「回心」という言葉は方向の転換を意味しますが、すべてを別の視点から眺めることで、私たちの歩みも新しい目標に向かうことができる。そうして、決して欺かない希望が湧き上がるのです。

 聖書は、このことについて様々な形で語っています。私たちにとっても、信仰の体験は、人生において自分を変えることを知った人たちとの出会いによって刺激されてきました。彼らは言わば、「神の夢の中に入った人たち」でした。

 そうした意味で、福音書におけるマグダラのマリアの姿は、誰よりも際立っています。イエスは、慈しみをもって彼女を癒し(ルカ福音書8章2節参照)、それによって彼女は変わりました。慈しみは、心を変容させます。マグダラのマリアは慈しみによって神の夢の中に導かれ、彼女の歩みに新たな目標がもたらされました。

 ヨハネ福音書が語るマグダラのマリアと復活されたイエスとの出会いは、私たちに示唆を与えます。何度もマリアが「振り向いて」います。マリアは泣きながら墓の中を見ていましたが、振り返ります。復活されたイエスは、死の側でなく、命の側におられました。マリアは、振り返った先にいた人を、普段見かける人の一人だと思ったかもしれません。そして、イエスがマリアの名を呼ばれた時、マリアが再び振り向いたことを、福音書は記しています。

 こうしてマグダラのマリアの希望は膨らみます。今はもう、墓を最初のようには見ていない。彼女が涙を乾かすことができるのは、自分の名前が、師しか呼ぶことのできない形で呼ばれるのを聞いたからです。「古い世界」は、まだそこにあるように見えても、もうそれは存在しません。

 私たちの心の中で聖霊が働く時、主が名前で呼んでくださるのを聞きます。私たちは師の声を聞き分けることができるでしょうか。

 「使徒の中の使徒」と呼ばれたマグダラのマリアから希望を学びましょう。新しい世界に入るには、何度も回心する必要があります。私たちの歩みは、絶えず展望を変えるようにと、招かれています。復活された主は、私たちを一歩一歩、ご自身の世界へ導いてくださいます…私たちがすでにすべてを知っているかのように振る舞わない限りは。

 今日ここで自分に問いかけましょう。「私は物事の見方を変えることができるだろうか。回心の望みを持っているだろうか」と。

 自信過剰で高すぎる誇りが、復活されたイエスを認めることを妨げます。今日でも、イエスの姿は、私たちが気にもかけない普通の人の姿です。私たちは、泣いたり絶望している時でさえも、イエスを置き去りにしてしまうのです。

 過去の闇や墓の虚しさを見つめず、命に向き直ることを、マグダラのマリアから学びましょう。師はそこで待っておられます。私たちの名は、そこで呼ばれるのです。

 現実の生活に、私たちの居場所があります。あなたのために、私のために、誰のためにも、居場所があります。誰もそれを取り上げることはできません。それは以前から、私たちのために考えられた場所だからです。一人ひとりが、こう言うことができるでしょう―「私には居場所がある。『私』という存在は、一つの『使命」なのだ」と。

 自分の居場所とは何なのか、どのような使命を、主は私に与えておられるのか、を考えてみましょう。こうした考えが人生で勇気ある態度をとるための助けとなるように。(編集「カトリック・あい」)

2025年2月2日

◎教皇連続講話「イエス・キリスト、私たちの希望」③聖ヨセフの聖なる模範と信仰を見習おう

 

2025年1月30日

☩「深刻な人道危機を引き起こしている敵対行為を直ちに停止せよ」教皇、スーダンとコロンビアの和平を訴え

Sudan's army soldiers celebrate the army's liberation of an oil refinery, in North BahriSudan’s army soldiers celebrate the army’s liberation of an oil refinery, in North Bahri 

(2025.1.26 Vatican News Devin Watkins) 

 教皇フランシスコは26日の正午の祈りに続けて、アフリカのスーダンで紛争当事者たちに対して、「世界で最も深刻な人道的危機を引き起こし、人々に甚大な苦しみをもたらし、隣国南スーダンに劇的な影響を及ぼしている敵対行為」を停止するように強く促された。

   そして、「ただちに戦闘を停止し、交渉のテーブルに就く」よう求め、世界の国々、国際機関などに対しても、「和平交渉を支援し、人道的支援を促進」するよう訴えられ、「スーダン、南スーダン両国の国民に寄り添い、同胞愛と連帯を呼びかけ、あらゆる形態の暴力を回避し、操られることのないよう促します」と言明された。

  また、教皇は、武装集団の衝突で多くの民間人が命を落とし、3万人以上が家を追われている南米コロンビアのカタトゥンボ地方の状況についても懸念を表明。「私は彼らに寄り添い、祈りを捧げます」と述べられた。

  続いて教皇は、この日に記念された「世界ハンセン病の日 (WLD)」に言及し、ハンセン病患者を社会が全面的に受け入れるよう呼びかけた。

  また、明日27日が「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」であり、今年がアウシュビッツ強制収容所の解放から80年目にあたることを取り上げ、「その時代に何百万人ものユダヤ人や他の信仰を持つ人々が絶滅させられた、という恐ろしい出来事は、決して忘れてはならないし、否定もできません」とされ、ローマ在住のハンガリー生まれの詩人、エディット・ブルックの例を挙げ、「多くのキリスト教徒もナチスの強制収容所で命を落としました。その中には数多くの殉教者もいます」と指摘。

  「あらゆる形態の差別や宗教迫害とともに、『反ユダヤ主義』という災厄を根絶するために、皆が協力して取り組むよう、私は改めて呼びかけます。共に、より兄弟愛に満ち、公正な世界を築きましょう。兄弟愛、寛容、平和の精神をもって、すべての人を受け入れる心を持つよう、若者たちを教育しましょう」と世界の人々に呼びかけられた。

  最後に、ローマでの「コミュニケーション聖年」の行事に参加したメディア関係者全員に挨拶され、「常に希望の語り部であるように」と激励された。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2025年1月27日

☩「聖年を、キリストとの出会いを新たにする機会に」-神の言葉の主日の正午の祈りで

(2025.1.26 Vatican News  Linda Bordoni)

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2025年1月27日

☩「福音は喜びの言葉、神の国に向かう巡礼の旅に私たちを導く」-「神の言葉」の主日のミサで

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2025年1月27日

☩「希望と一致を育むために”コミュニケーションの武装解除”を」教皇が6月1日の「世界広報の日」に向けてメッセージ

 教皇フランシスコが24日、6月1日のカトリック教会「世界広報の日」に向けてメッセージを発表された。

 カトリック教会では、毎年、「聖霊降臨」の前週の日曜日(今年は6月1日、日本の教会では復活節第6主日に記念するため今年は5月25日)を「世界広報の日」と定め、多様な形態のメディアを通して行われる福音宣教について教会全体で考え、祈りを捧げることにしている。2025年度のテーマは「Share with gentleness the hope that is in your hearts(仮訳=あなたがたが心に抱いている希望を穏やかに分かち合いなさい)」(ペトロの手紙1・3章15-16節参照)。

 メッセージの中で教皇は、偽りの情報や分極化が目立ち、かつてないほどに、ごく一部の権力が大量のデータと情報を統制する今日、ジャーナリストや広報担当者たちの仕事の重要性と責任の重さを指摘。「困難な時代にあって、恵みの時であるこの聖年にあたり、福音の精神に従い、各自の仕事と使命を新たにし、希望を伝える者となるように」と報道・広報関係者たちに求められた。

*現実を単純化、歪曲し、言葉を刃物のように使うコミュニケーションの問題

 

 さらに、教皇は、「希望を生まず、恐怖や、絶望、偏見、恨み、狂信、憎悪を生じさせ、直感的な反応を引き起こすためにしばしば現実を単純化し、言葉を刃物のように扱い、偽りの、あるいは歪曲された情報まで用いる」など、今日のコミュニケーションの問題を列挙され、このようなコミュニケーションの”武装”を解除し、攻撃性が清められる必要を説かれた。

 また、別の懸念すべき現象として、デジタル・システムを通した「プログラムされた関心の分散」を挙げ、「デジタル・システムが市場の論理に従って私たちを分析・推定することで、現実に対する私たちの認識を変質させてしまうリスク」も指摘された。

*人々の歩みに寄り添う『ナザレのイエスのスタイル』に倣え

 

 教皇は、新約聖書のペトロの手紙1の「心の中でキリストを主とあがめなさい。あなたがたの抱いている希望について説明を求める人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。それも、優しく、敬意をもって、正しい良心で、弁明しなさい」(3章15‐16節=聖書協会・共同訳)と言う言葉から、「キリスト者の希望には、顔がある。それは復活された主の御顔だ」、「その希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるようにしなければならない」、「その際には、優しく、敬意をもって弁明する」という3つのメッセージを引き出された。

 そして、「キリスト者のコミュニケーションはもとより、一般のコミュニケーションも、柔和さ、親しさによって織りなされ、すべての時代における最も偉大な伝達者、人々の歩みに寄り添う『ナザレのイエスのスタイル』に倣うべきです」と強調。「心に語りかけるコミュニケーション、幻想や恐れを売るのではなく、希望する動機をもたらすことのできるコミュニケーション」であるよう希望された。

 

 

*注意深く思慮に満ちたコミュニケーション、隠れた善を語る必要

 

 また教皇は、「希望が持つ共同体的な性格」に言及しながら、特にこの恵みの年がもたらす「再出発と、神の抱擁と慈しみへの委託のメッセージ」を指摘。聖年の多くの社会的意義に触れつつ、こうした意義を反映する例として、受刑者への憐れみと希望のメッセージ、苦しむ人や疎外された人への寄り添いと優しさを込めた呼びかけなどを挙げられ、「私たちを希望へと開く、注意深く優しい、思慮に満ちたコミュニケーションの大切さと、隠れた善を見出し、それを語る必要性」を示された。

*心に語りかけ、希望を蒔き、傷をいやすコミュニケーションの実践を

 最後に教皇は、テクノロジーのめまぐるしい発展を前に、「私たちのたちの心、自分の内面生活をたいせつにするように」と信者たちに促され、「柔和で、相手の顔を忘れず、人々の心に語りかけ、本能的な反応をコミュニケーションの指針にせず実を結ぶことがと思われる時でも常に希望を蒔く、人類の傷をいやすコミュニケーションの実践」を求められた。

 

(編集「カトリック・あい」)

2025年1月25日

☩「AIが健全な人道的・社会的・統合的な発展に役立つよう、社会のあらゆるレベルで適切な対応が求められている」教皇、ダボス総会参加者に

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)会場ホール前 2025年1月23日 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)会場ホール前 2025年1月23日   (REUTERS)

(2025.1.23  バチカン放送)

 教皇フランシスコが23日、スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にメッセージをおくられ、人工知能(AI)がそれを設計した人間の知性を模倣するように構想されているために起きる問題や課題を指摘された。

 教皇が指摘されたのは、①AIの人間の能力に似た、あるいはそれを凌駕する高度な技術とスピードを伴う創造性が人類の役割に与える影響②AIが作り出すものの成果が人間のそれとほとんど区別がつかないために、公共の場における真実・正真性の危機が高まる懸念③自律的に学習し特定の選択をするように設計されたこのテクノロジーが、新しい状況の中でプログラマーが予期しない反応をし、倫理責任、安全保障などに関わる重要な問題引き起こす疑念など、だ。

 そして、AIの技術が「いくつかの可能性の中から技術的に選択し、その選択は明確に定義された基準、あるいは統計的推論に基づいている」のに対し、「人間は、単に選択するだけではない、『心』を通して『決断』する能力を持っています」と強調。

 さらに「他のあらゆる人間活動や技術開発と同様に、AIも人間に適応して規律づけられ、より大きな正義、より広がる兄弟愛、より人間的な社会秩序を実現するための努力の一部とされなければなりません」と総会出席者たちに忠告された。

 また、教皇は、「世の中の問題が、すべてテクノロジー的手段をもって解決可能と考える『技術支配的な思考体系』の増長にAIが利用される危険」を指摘され、「こうした考え方の中では、人間の尊厳や兄弟愛は効率追求の二の次にされ、現実や善や真理が、あたかも技術的・経済的権力から生まれるかのようになってしまいかねない」と警告。

 そのうえで、「効率を優先するあまり、人間の尊厳が侵害されることはあってはなりません。すべての人の生活を向上させるのではなく、不平等や対立を生み、それを増大させるような技術の開発は、真の進歩とは呼べない」とされ、「AIが健全な人道的・社会的・統合的な発展に役立てられること」と強く希望され、「AIの複雑さを管理するために政府と企業は十分な注意を払うとともに、AIの適用をめぐる状況と社会に与える影響が次第に明らかになることに対して、社会のあらゆるレベルで適切な対応をとる必要がある」と述べられた。

(編集「カトリック・あい」)

2025年1月24日

◎教皇連続講話「イエス・キリスト、私たちの希望」②マリアの奉仕は神への希望の深さを示している

教皇フランシスコ 2025年1月22日の一般謁見 バチカン・パウロ6世ホール教皇フランシスコ 2025年1月22日の一般謁見 バチカン・パウロ6世ホール  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

**********

 今日は聖年のための連続講話、「イエス・キリスト、私たちの希望(Jesus Christ our hope)」を主題とする考察りましょう。

 ルカは福音書の冒頭で、ヨセフと婚約したが、まだ家族と暮らしているおとめマリアの質素な家にももたらされる「神の御言葉」の変容の力を示しています。

 神の偉大なお告げの使者、神の力をその名において意味するガブリエルは、旧約聖書で一度も言及されたことのない村、ナザレに遣わされました。当時、ナザレはガリラヤの小さな村にすぎず、イスラエル郊外のガリラヤ地方は、異教徒たちとの境界にあり、異教徒たちとの接触がある地域でした。そのナザレに、天使はマリアの心を驚かせ揺さぶる、前代未聞の形と内容のメッセージをもたらしたのです。

 「あなたに平和があるように」という伝統的な挨拶の代わりに、ガブリエルは、おとめマリアに「おめでとう」「喜びなさい」と呼びかけます。「喜べ」という言葉は、聖なる歴史において親しみある呼びかけです。預言者たちがシオンの娘にメシアの到来を告げるときに使う言葉だからです。捕囚が終わった民に対する神の喜びへの招きであり、主の生き生きとした働きと存在を感じさせるものです。

 さらに、神は、マリアを聖書の歴史上、それまで知られていない名前、「ケカリトメネ(神の恵みに満ちた者)」という愛情のこもった名で呼ばれています。この名は、「神の愛が、マリアの心にすでに宿り、これからも宿り続けること」を意味します。神は、マリアがいかに「恵みに満たされ」、いかに彼女を内的に彫り上げ、ご自身の傑作としたか、を語られているのです。

 この愛情あふれる呼び名は、神がマリアだけに与えられるもの。神はそのマリアを「恐れることはない」と、すぐに安心させられます。全能の神、「できないことは何一つない」神(ルカ福音書1章37節)はマリアと共におられます。

 ガブリエルは、おとめマリアにその使命を告げ、彼女から生まれる子の王権とメシア性に関して、聖書の多くの記述をマリアの心に響かせ、それを古くからの預言の成就として示しました。神の御言葉は、待望されたダビデにつながるメシアの母として、マリアを召されました。メシアは、人間的、肉としての方法ではなく、神的、霊的な方法で王となられ、その名は「イエス」、「神は救われる」という意味です。救いをもたらすのは、人ではなく、神だけであることを、すべての人に常に思い出させるものです。

 救い主の母となったことは、マリアを心の底から揺さぶります。知的なマリアは、様々な出来事を内面から読み取ることができました。自分に起きていることを理解し、識別しようとした。そして、マリアは、その開かれた繊細な心の奥深くで、「神に信頼するように」という招きを聞きました。

 マリアの心に、信頼の光が灯ります。神に委ね、従い、自分を明け渡します。マリアは、御言葉をその肉に受け、一人の女性、人間にこれまで託されたことのない、最大の使命に飛び込んだのです。マリアは自身を、奉仕のために差し出した。それは、奴隷としてではなく、父なる神の協力者としてでした。(イエスがぶどう酒の奇跡をなさった)カナの婚姻の場でそうであったように、マリアは神の恵みの賜物をつかさどる尊厳と権威に満ちています。

 救世主の母、私たちの母であるマリアに、神の御言葉に耳を開き、それを受け入れ、守り、私たちの心を、神がおいでになる聖櫃、人々を受け入れ希望を育てる家へと、変容させることを学びましょう。

(編集・翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

2025年1月23日

☩「米国民が憎悪や差別や排他のない、公正な社会の構築に絶えず取り組むように」ー教皇、トランプ新大統領へメッセージ

大統領就任式の日、教会に向かうトランプ夫妻 2025年1月20日 米国・ワシントンD.C.大統領就任式の日、教会に向かうトランプ夫妻 2025年1月20日 米国・ワシントンD.C.  (JEENAH MOON)

(2025.1.20 バチカン放送)

 教皇フランシスコは20日、トランプ米大統領の就任式に合わせ、メッセージをおくられた。

 メッセージで教皇は、トランプ氏の大統領就任に挨拶をおくりながら、「全能の神が、その気高い職務の遂行に叡智と力と保護を与えてくださるように」と祈られた。

 そして、「すべての人にとっての受け入れとチャンスの国である米国の理想に感化されつつ、同大統領のリーダーシップの下で、アメリカ国民が繁栄し、憎悪や差別や排他のない、より公正な社会の構築に絶えず取り組むこと」を希望された。

 同時に、「人類という家族が、戦争の災禍はもとより、多くの試練に直面しているこの時、人民間の平和と和解を促す大統領の努力を神が導いてくださるように」と祈願。このような思いと共に、同大統領と家族、そして愛するアメリカ国民に神の豊かな祝福を願われた。

 

*メッセージの英語公式訳全文は以下の通り。

MESSAGE OF THE HOLY FATHER FRANCIS TO THE 47TH PRESIDENT OF THE UNITED STATES OF AMERICA, DONALD J. TRUMP, ON THE OCCASION OF HIS INAUGURATION AT THE WHITE HOUSE

The Honorable Donald J. Trump

President of the United States of America
The White House
Washington

On the occasion of your inauguration as the forty-seventh President of the United States of America, I offer cordial greetings and the assurance of my prayers that Almighty God will grant you wisdom, strength and protection in the exercise of your high duties. Inspired by your nation’s ideals of being a land of opportunity and welcome for all, it is my hope that under your leadership the American people will prosper and always strive to build a more just society, where there is no room for hatred, discrimination or exclusion. At the same time, as our human family faces numerous challenges, not to mention the scourge of war, I also ask God to guide your efforts in promoting peace and reconciliation among peoples. With these sentiments, I invoke upon you, your family, and the beloved American people an abundance of divine blessings.

FRANCIS

(編集「カトリック・あい」)

2025年1月21日

☩「移民の大量強制送還が起きれば、恥ずべきことだ」ー教皇がトランプ新政権に警告、イタリアのテレビ番組で

(2025.1.19 Vatican News  Salvatore Cernuzio)

 

 

2025年1月20日

☩「合意が尊重され、すべての人質が解放されるように」教皇、ガザ停戦合意で「二国家解決」を改めて強調

Pope Francis at AngelusPope Francis at Angelus  (ANSA)

 

2025年1月20日

☩「私たちが欠けているところを、主は豊かに満たしてくださる」教皇、年間第2主日の正午の祈り

Pope Francis' Sunday AngelusPope Francis’ Sunday Angelus  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

 教皇は、説教で、この日の福音書であるヨハネによる福音書について考察。カナの婚宴で、母親の求めに応じて水をぶどう酒に変えたイエスの最初の「しるし」について振り返られ、「このエピソードは、イエスに与えられた使命を先取りし、要約しています」と指摘された。

 

2025年1月19日