・ロシアの攻撃でウクライナの首都の正教会大修道院・聖ソフィア大聖堂が破壊、炎上

(大規模な夜間攻撃により、火災が発生したウクライナ首都キーウのキーウ・ペチェールシク大修道院=15日/Ukrainian Culture Ministry/Handout/Reuters)

 ロシアが14日夜、ウクライナ各地を攻撃し、少なくとも合わせて11人が死亡、複数の負傷者が出た。首都キーウへの攻撃では、4人が殺害されたほか、国連教育科学文化機関

キーウ:聖ソフィア聖堂と関連修道院群、キーウ・ペチェルーシク大修道院

(ユネスコ)の世界遺産に登録されているウクライナ正教会のペチェールシク大修道院で11世紀に建てられた聖ソフィア大聖堂などが大きな被害を受けた。

 ウクライナ当局によると、北東部ハルキウでは、ロシアの攻撃で起きた火災の消火に当たっていた救助隊員5人が死亡した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアはこの日の攻撃でウクライナ各地にミサイル70発とドローン611機を撃ち込んだとし、歴史的な大聖堂破壊は、「現在のキリスト教文化に対する、ロシアによる最大の犯罪の一つとなった」と非難。

 シビハ外相も「キーウ・ペチェールシク大修道院という、キリスト教にとって最も聖なる場所のひとつを攻撃したことで、プーチンは歴史上最悪の野蛮人のリストに永遠に名を連ねた」と厳しく批判し、さらに、「我々はユネスコおよびその他すべての国際的枠組みの下で、関連するあらゆる手続きを緊急に開始し、国家によるこの蛮行に対して即時かつ適切な対応を求める」と強調した。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は15日に発表した生命で、「ウクライナで最も重要な精神的・文化的ランドマークの一つへの攻撃」を非難。「こうした施設が破壊されることは、復興と社会的結束に不可欠な文化、教育、共有空間へのアクセスを地域社会から奪うことになる」と述べた。

 ユネスコによると、大聖堂は、第2次世界大戦中に南東の塔を除きほぼ完全に破壊されたが、1999年から2000年にかけて、18世紀後半のウクライナ・バロック期の建築様式に基づいて再建されていた。

(BBC6.16更新、Reuter6.15の報道をもとにまとめました)

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2026年6月17日