・カリタス・ウクライナ、カリタス欧州が連帯と支援、「人道回廊」開設を訴え

)Civilians cross a river on a blown up bridge in KyivCivilians cross a river on a blown up bridge in Kyiv

 Sviatoslav神父とStawnychy氏がそろって強く懸念しているのは、現在起きている軍事攻撃が、特に子供たちに与える長期的な心理的ダメージだ。

 Sviatoslav神父は「軍事攻撃は大人と子供の両方を苦しませています。私たちは、爆撃を受け、地下室に隠れた時にそれを実感しました。戦争で傷ついた心は決して癒されません。物理的な損失は、時間が立てば回復可能でも、人々が経験する痛みと恐れが癒されるのには、とても長い時間がかかります」と語り、Stawnychy氏は「恐怖の体験は、すべての人に大きなトラウマとして残る。空襲警報が鳴るたびに親も子も、必死に地下室に走っています」と述べた。

 また、カリタス・ヨーロッパのMichael Landau会長は、 「ヨーロッパと世界は、ウクライナを忘れてはならない。欧州各国に避難を余儀なくされるウクライナの人々を快く迎える用意が必要です。資金援助も必要です。連帯が何よりも必要とされています」と強調した。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年3月2日