・ロシア官憲当局、ウクライナ侵略を批判したロシア正教司祭を逮捕-総主教は沈黙

(2022.3.10 カトリック・あい)

 ロシア国内でプーチンのウクライナへの軍事侵略を批判する動きが広がり、それを当局が力で排除す動きが強まっているが、米国のカトリック系ニュース・メディアCruxが10日付けで報じたところによると、軍事侵略に異議を唱えた司祭が官憲当局によって逮捕、拘禁された。

 逮捕・拘禁されたのは、ロシア西部のコストロマ州の州都コストロマの復活教会で司牧活動をしている司祭、ロアン・ブルディン神父。神父は6日の四旬節入りを前にした「赦しの主日」のミサの中での説教で、「ロシア軍を貶めた」というのが逮捕理由となっている。

 ロシア正教の指導者であるキリル総主教は6日のミサの説教でも、ロシア軍のウクライナ軍事侵略に対する批判の言葉を口にせず、結果的に、プーチン大統領の非道な残虐行為を容認する姿勢を続けているが、ブルディン神父以外にも、即時停戦を求める署名活動を始める司祭たちのグループもできるなど、ロシア正教内にも、当局が無視できない動きが広がっているようだ。

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2022年3月10日