(2024.7.8 バチカン放送)
パレスチナ・ガザ地区のカトリック系の学校、セイクリッド・ファミリー・スクール(聖家族学校)が7日、イスラエル軍の攻撃を受け、多くの死傷者を出した。
学校を管轄するラテン典礼小教区「聖家族小教区」の主任司祭ロマネッリ神父は「学校は二度の攻撃を受け、何人かの死者と、多くの負傷者がいる模様です」と深い悲しみを表明。
ラテン典礼エルサレム総大司教区は声明で「イスラエル軍がガザの聖家族学校に対して行ったと思われる急襲のニュースを深い懸念をもって注視している」とし、「民間人を標的にすること、民間人が戦闘現場外に留まることを十分に保証できない攻撃行為」を強く非難した。
同総大司教区によると、セイクリッド・ファミリー・スクールは、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃が始まって以来、何百人もの民間人の避難所となってきた。ロマネッリ神父は「校内の避難者の数は、最初は1000人近かったが、その後追い出され、また700人ほど行き場を失った人々が戻ってきたりと、常に変化しており、今回の攻撃を受けた時に、何人の避難者がいたか、把握するのは難しい」と説明している。
(編集「カトリック・あい」)