(2023.8.1 Vatican News By Francesca Merlo – Lisbon, Portugal)
世界青年の日(WYD)第 37 回大会が1日、ポルトガルの首都リスボンのエドワード7世公園で、リスボン大司教、 マヌエル・クレメンテ枢機卿の司式によるミサで始まり、世界中からり数千人の若者が参加した。
ミサは、若者たちが祈り、笑い、音楽で団結し、この素晴らしいイベントに参加するために世界中を旅するそれぞれの思いを共有する感動的な機会となった。
クレメンテ枢機卿は、「bemvindos(ようこそ、いらっしゃい)!」という温かい歓迎の言葉でミサを始め、今大会のテーマ “Mary arose and went with haste”を中心に説教を行った。枢機卿は、参加者たちに対して、「皆さんは、長い道のり、様々な交通機関を乗り継ぎ、多大な出費をして、たいへんだったでしょう」と労ったうえで、「そのような数々の困難を越えてきたこの旅は、あなたがたの人生の旅と同じように、日々、新たな経験を重ねる重要な意味を持っています」と強調。「リスボンはあなたがたを心から歓迎しています。これまでの旅で訪れた、あるいはこれから訪れるポルトガルの他の地域もそうです」と述べた。
大会に参加したくても、時間や費用などの問題で参加できなかった若者も世界中に数多くいる。ナイジェリアから参加したある若者は、「ナイジェリアは遠いし、旅費も高額でした。希望しても参加できなかった人も少なくありませんが、彼らも大会に霊として参加している、と信じています」と語った。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)