・「イスラエルのガザ地区攻撃は”ジェノサイド(大量虐殺)”」と国際人権団体が糾弾

(2024.12.5 カトリック・あい)

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは5日、イスラエルによるガザ地区への攻撃について、住民への聞き取りや、衛星画像の分析などに基づいた報告書を発表。「イスラエルの行為はジェノサイド、集団殺害にあたると信じるのに十分な証拠がある」と言明した。証拠として広範囲に影響を及ぼす兵器を人口密集地で繰り返し使用したことや、十分な人道支援物資の搬入を継続的に拒否したことなどを挙げている。

 また、発表にあたって出された声明で、アムネスティは「ジェノサイドはいますぐに止めねばならない」と、一刻も早い停戦を求め、イスラエルに兵器を供給している国についても、「ジェノサイドを防ぐ義務に違反し、共犯者となるリスクを認識すべきだ」と警告した。

 イスラエル外務省は声明で、「虚偽に基づく、すべて間違った報告書だ。我が国は完全に国際法を順守している」などと強く反発しているが、パレスチナの現地メディアは5日の報道で、ガザ地区でイスラエル軍による攻撃が続き、各地への攻撃で少なくとも12人が死亡ているとし、地元の保健当局は累計死者数は4万4580人に達し、住民の犠牲が増え続けている、としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2024年12月6日