・欧州のカトリックとキリスト教各派代表が共同声明で、ウクライナの平和回復を訴え

Cardinal Hollerich and Rev. Krieger visit refugees and humanitarian workers on the border between Poland and Ukraine ポーランドのウクライナの国境で、避難の実情を聞くオロリッシュCOMECE(右)、クリーガーCEC両会長 (左)  (Alessandro Di Maio)

    オロリッシュ、クリーガー両会長は声明で、「訪問中に出会った避難民の皆さんや支援者の方々から、ウクライナでの、そして非難してくる途中での人々の悲劇の体験を聴き、ショックを受けた」と述べるとともに、また、軍事侵略ですべてを失った彼らを快く受け入れ、支援を続けている組織の関係者、ボランティア、政府関係者、宗教関係者に感謝の意を表わした。

 そして、「キリストの受難と死の物語は、世界の多くの地域で、特にウクライナの人々が自分の国で、そして非難した場所で経験した苦難、悲劇を映している。だが、神は、キリストを通して、私たちと同じ人間の姿になり、私たちの限界と嫌悪を引き受け、私たちが出会う難局、悲憤、諦観と絶望を、神への信頼を通して希望に変えてくださいます。その変化は、人間の心の中で、そして神が愛する世界で起こります」と避難民たちを激励した。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2022年4月10日