(2025.5.8 Vatican News )
第267代教皇を選出する教皇選挙の2回目の投票が、8日朝行われたが、午前11時50分(日本時間午後6時50分)、「選出できず」を示す黒煙がシスティーナ礼拝堂の煙突から挙げられた。
枢機卿たちが昼食のために休憩している昼の間も、聖ペトロ広場にいる約1万5000人の信者たちは期待に胸を膨らませながら煙突を見上げ続けている。次の投票は午後4時頃(日本時間午後11時頃)に再開される予定だ。
広場にいた人々の中には、新婚旅行でローマに来てた米国人のカップルもいたが、「教皇フランシスコのミサに出ることを楽しみにしていたので、お亡くなりになってとても悲しい。でも、新教皇の選挙に立ち会えるのは一生に一度のこと。新教皇が、多くの問題を抱える世界の中で理性の代弁者となってくれることを期待したい」と語った。
ボンベイ大司教区からローマに留学中のプラシャント・パドゥ神父も、「教会はこれまで、素晴らしい歴代教皇に恵まれてきました。新教皇には、彼らの最も素晴らしい美点を兼ね備えた方になった欲しい」と述べている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)