♰”マカリック報告”-教皇、聖職者性的虐待の根絶へ教会の決意新たに

(2020.11.11 Vatican News staff writer)

 教皇フランシスコは11日、水曜恒例の一般謁見で、前日に国務省から発表されたマカリック元枢機卿(元米国ワシントン大司教)の性的虐待に関する報告書に言及。虐待を受けた被害者全てに心を寄せ、聖職者による性的虐待という悪の根絶への教会の決意を新たにされた。

 教皇は、一般謁見でインターネットを通じて参加している世界の聖職者、一般信徒に向けて、「元枢機卿セオドア・マカリックの苦痛な事件に関する報告」を受けて、「このような悪を根絶するという教会の公約を新たにします」と述べられ、その後、しばらく沈黙の祈りを捧げられた。

 461ページにのぼる文書と証言で構成される”マカリック“報告”は、司祭、司教、枢機卿としてのマカリックの行為について、歴代教皇を含めた教会関係者たちがどのように認識し、どのような判断をしたかについて、2年にわたる詳細かつ徹底した調査の結果をまとめたものだ。

 同報告について、ピエトロ・パロリン国務長官は、「聖職者の性的虐待問題に関わるすべての人々に、自分たちが行う判断、あるいは判断しないことの責任の重さを改めて認識してもらうこと。それを強く求めるものだ」とし、「過去の辛い経験から学び、深く反省し、将来何ができるか」を問い返し、行動で示す機会とするよう、全世界の聖職者に求めている。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2020年11月12日