(2026.9.26 Vatican News Christopher Wells)
フランス訪問2日目の26日午後、教皇レオ14世は、パリのコンコルド広場でミサを捧げられ、説教で約70万人の参加者に向けて、「神への渇望は、私たちの心の奥深くに宿っている… そして、受肉を通じて、イエス・キリストこそが、一人ひとりの人生の物語の真っ只中に歩み寄り、私たちの渇きを癒やす『生ける水』の真の源として、ご自身を現してくださるのです」と強調された。
*イエスは私たちの安らぎのない心に平安を与える
教皇は、「救いの泉」である聖母マリアの奉納ミサの朗読箇所をもとに説教をなさった。
その箇所では、「生ける水」のイメージが繰り返し言及されている。「預言者エゼキエルの幻視に登場する神殿から流れ出る水は、ヨハネの福音書において、『キリストの刺し貫かれた脇腹から流れ出る水』として描かれており、それによって私たちは神の子として新たに生まれ変わるのです」と語られた。
そして、「聖アウグスティヌスに倣い、私たちの安らぎのない心に幸福と平安をもたらし、神がすべての人間一人ひとりに対して抱く無条件の愛を明らかにするのは、イエス・キリストです」と言明され、「ここに集まった皆さん―フランスの長く美しい信仰の歴史を受け継ぐ方々―を見て、私はこう言いたい。『イエスの刺し貫かれた心、という泉から飲みなさい』と。神、命、真理、一致、平和、交わり、そして幸福への私たちの渇きを癒やせるのは、イエスだけだからです」と言明された。
*出会う全ての人々と信仰を分かち合う
また教皇は、フランスの全てのカトリック信者に向けて、「イエスへの信仰を、自分たちだけで留めておくのではなく、出会う全ての人々と分かち合い、彼らもまた癒やされ、満たされるように」と促され、イレーネウス、マルティン、フランシスコ・デ・サールといった聖人たちをはじめ、信仰の証人として長い歴史を築いてきたフランス人たちの系譜を振り返り、さらに「今日も… 命、家族、真理、平和、兄弟愛、正義の大義に献身し続けている多くの人々にも言及された。
そして、「私は、ここパリから、聖霊の生ける水がフランス全土に流れ出るよう、熱心に祈っています」と述べるとともに、「ますます世俗化が進む社会において信仰の証しを立てている家族、若者、求道者、そして新たにキリスト者となった人々」に対し、特別な感謝を示された。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)