☩教皇フランス訪問3日目:ルルドの巡礼者たちへ「『ルルドの慰め』を、家や共同体へ持ち帰るように」

Pope Leo XIV celebrates Holy Mass in LourdesPope Leo XIV celebrates Holy Mass in Lourdes

(2026.9.27  Vatican News)

   フランス訪問3日目となる27日、教皇レオ14世は、ルルドの聖母聖堂の草原でミサを捧げられ、フランスおよび世界中から集まった巡礼者たちの姿が「教会の普遍的な姿」を現している、とされ、彼らに対し「ルルドの慰め」をそれぞれの家や共同体へ持ち帰るよう励まされた。

 教皇はミサ中の説教の核心を「回心」に置かれ、先に読まれた福音と聖母マリアが聖ベルナデットに託したメッセージについて考察された。

*回心への呼びかけ

 説教で、教皇はまず、「明日ではなく、今日こそ、悔い改めねばなりません… 神は人々が目を開き、神のもとへ立ち返ることを望んでおられます」とされ、「その回心とは、道に迷った道を後にして『いのちの道」を選ぶこと」と説かれた。

 そして、聖ベルナデットへの聖母マリアの言葉―「私は、この世であなたを幸せにするとは約束しない。来世でこそ約束するのです」を引用され、「進歩と物質的な幸福に重点を置く社会で、このルルドはすべての人間の生命の尊厳と永遠の命への希望を思い起こさせます… 病気や苦しみ、老いにおける人間の命の価値を再定義しようとする現在の傾向に面と向かい、マッサビエルの洞窟はキリスト教の『希望の場』として立ち続けています… ルルドは、松葉杖や車椅子、そして「隠された涙」は障害とされない、人々が神の愛と出会える場所なのです」と語られた。

 

 

*「悔い改めなさい! 悔い改めなさい! 悔い改めなさい!」

 教皇はまた、ルルドで聖母マリアが繰り返し呼びかけた「悔い改めなさい!悔い改めなさい!悔い改めなさい!」という言葉に注意を向け、聖母がベルナデットに、自分自身のためだけでなく「罪人のため」にも悔い改めを行うよう求めたことに言及。この言葉を、今日の世界に存在する紛争や苦しみと結びつけ、「広がり続け、これほど多くの罪のない命を奪っている紛争に、私たちの心が動かされないことがあるでしょうか」と問いかけられた。

 そして、「悪の根源は人の心にある。だから、変わらねばならないのは人の心であり、まず、私たち自身の心から始めなければなりません… 悔い改めは、人類の家族との連帯の中で行われる愛の行為なのです」と強調された。

 

 

*教会に対し、「自らの過ちを認めるように」と呼びかけ

 その回心への呼びかけは、教会そのものにも当てはまる。教皇は、「教会は、自らから始める勇気を持たなければなりません。『教会の深い傷、不忠、そして痛ましい過ち』に直面して、謙虚さが必要です。過ちを認めることは、霊的な成長に欠かすことができません」と指摘。聖アウグスティヌスの言葉、「まだなっていない者になりたいのなら、今の自分に満足してはならない」を引用する形で念を押された。

 

 

*「病者の苦しみ」は教会の中心にある

 続いて教皇は病者に目を向け、「彼らの苦しみは、キリストの贖いの業に参与することになり得る」とされ、「病気の親愛なる友人たちよ、ここルルドにいる皆さんの多くは、苦しみを身をもって知っています… 試練や痛みは、奉献の精神をもって生きるなら、『世界がこれほどまでに必要としている贖いの業』に貢献することができる…そうすることで、あなたがたは真に教会の中心にあり、その役割はかけがえのないものとなるのです」と励まされた。

 説教の最後に教皇は、巡礼者たちに対し、「皆さんは、マリアとの出会い、そして互いとの出会いによって変容し、ルルドを去ることになるでしょう… 来た時と同じ姿でルルドを去ることはない。希望の宣教師として去ることになる」と強調。「『ルルドの奇跡』は、苦しみや困難の真っ只中であっても、希望の喜びを呼び覚ますことにあるのです」と付け加えられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年9月27日