Pope Leo carries his candle together with a group of pilgrims (@Vatican Media)
(2026.9.27 Vatican News Olivier Bonnel – Lourdes)
フランス訪問の3日目、27日夜、教皇レオ14世は、聖母聖堂の聖ロザリオの祈りの後、数万人の信者と共に、聖地の中央をろうそく行列をなさった。
そして、ルルド訪問を締めくくりにあたって、「無原罪の御宿りに触発されて、旅路を歩み続けるように」と信者たちに呼びかけられた。
満月の下で「アヴェ・マリア」の歌声が響き渡る中、暗闇の中で何千本ものろうそくの灯が揺らめいた。聖母マリアへの祈りを捧げるために教皇の周りに集まった数万人の巡礼者の光景は、教皇レオのルルド訪問における決定的な瞬間として記憶に残るだろう。
前任者のヨハネ・パウロ2世やベネディクト16世とは異なり、レオ教皇はロザリオ大聖堂のエスプラナードを見下ろすテラスから行列を主宰するのではなく、他の皆と同じように巡礼者として行列に加わった。 式典はマサビエル洞窟のふもとで始まった。そこは、まさに前日に教皇がルルドへの巡礼を始めた場所だ。
その後、行列は、冠を戴いた聖母の像がライトアップされた後ろを、エスプラナードを横切って進んだ。式典では「喜びの神秘」が黙想され、「アヴェ・マリア」はフランス語のほか、イタリア語、英語、スペイン語でも唱えられた。
教皇はロザリオ大聖堂の前庭へとゆっくりと向かわれ、そこで説教され、マリアがベルナデットに「行列を組んでここに来なさい」と求めたことを振り返られ、次のように語られた。
「世代から世代へと、信徒たちが聖母マリアの優しい招きに愛と信頼をもって応えている姿を見るのは、なんと感動的なことでしょう… キリスト教徒たちが熱意と信仰に満ちた賛美歌を歌い、手に灯りを掲げて、天の母、イエスが十字架上で私たちに与えてくださった母のもとへと歩むのを聞くのは、なんと慰めになることでしょう」。
そうして教皇は、今回のフランス訪問のルルドにおいて「巡礼者の中の巡礼者」であることに感謝され、ろうそく行列の光について「これは、試練に満ちたこの人生の旅路においても、決して私たちを見捨てない希望の光。私たちは、イエスに愛され、救われた神の子であることを知る喜びに、すでに満ちています」とされた。
この日の朝の説教や午後に病める人々やその介護者たちと交わした対話を振り返って、「病める人々は、信仰と、神および隣人への愛を通じた存在の変容の、特権的な証人です」と語られ、「人生の試練にもかかわらず、神は私たちに希望と、私たちの間にいる復活したキリストの臨在を感知する恵みを与えてくださいます」とされ、信者たち、とりわけ病める人々に、「聖パウロの言葉―『今の苦しみは、やがて私たちに現される栄光に比べれば、何でもないのだ』を心に留めるよう促された。
「私たちは、この世でマリアが先立って歩んでくださる限り、繰り返し、繰り返し、歩みを続けるよう召されている… ベルナデットに無原罪の御宿りとして現れたマリアは、ここで、最も深い謙遜をもって自らを明らかにし、同時に、私たちにとって救いの夜明けを意味する、彼女に与えられたこの比類なき特権に対して神に感謝を捧げたのです」と強調。
「あらゆる罪から清められ、すべてが新たに始まる源である聖母は、確かな助けの源。だからこそ、イエスの血によって得られた贖いの恵みを受け入れ、悪と闘おうとするキリスト教徒にとって、彼女の支えと執り成しは、決して些細なことではありません」と説かれた教皇は、巡礼者や信者たちに「神に身を委ねるように」と呼びかけ、次のように、説教を締めくくられた。
「親愛なる兄弟姉妹、巡礼者、病める人たち。フランスや世界中からこの熱烈かつ穏やかな光の行列に参加するために集まった皆、私たちが最も大切に思い、最も切実な願いを胸に抱き、聖母マリアに捧げましょう… 今夜私たちが掲げるこの光が、私たちの生涯において決して消えることなく、未来を照らし、今日、この日から私たちを永遠の命の約束へと導いてくれますように」。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二 )