☩教皇フランス訪問二日目:「犠牲を払う覚悟をもち、課題に対応でき、賢明で寛大な指導者を授けてくれるように」-教皇、ルルドで祈る

(2026.9.26  Vatican News   Olivier Bonnel – Lourdes)

    フランス訪問中の教皇レオ14世は26日夜、パリからマリアの巡礼地ルルドに移動され、数千人の信者に囲まれながらマサビエル洞窟で聖母マリアに祈りを捧げられた。

*「兄弟愛の調和という賜物」

 

 ルルドの司教に付き添われながら、教皇は、1858年にベルナデット・スビルーが初めて「白い衣の女性」を目撃した洞窟の壁に手を触れ、泉から水を飲まれた。これは、聖母がベルナデットに与えた「泉に行って水を飲み、そこで身を清めなさい」という指示に倣うもの。

 何百万人もの巡礼者たちと同様に、教皇もルルドに到着したその瞬間から、「巡礼者の中の巡礼者」となった。その後、教皇は聖母への祈りを、一語一語を慎重に選びながら読み上げた。

 「ルルドの聖母、無原罪の御宿りよ。この祝福された地において、あなたはフランス国民の謙虚な娘である聖ベルナデットに、これほど優しく、慈愛に満ちた言葉で語りかけ、祈り、回心、そして希望という輝かしいメッセージを世界に伝えられました」と語られ、「フランスのために」聖母に次のように祈りを捧げられた。

 「フランスの国民に兄弟愛の調和という賜物を授けてください。そうして、あらゆる暴力と憎しみを排除し、誰もが働き、家庭を築き、平和と安らぎの中で人生を存分に生きられる調和のとれた社会を築けるように。最も恵まれない人々や最も貧しい人々が、常に支えられますように。フランスに、犠牲を払う覚悟をもち、課題に対応でき、公共の利益に奉仕することを熱望する、賢明で寛大な指導者たちを授けてください」

 普遍的な祈りに似たこの嘆願の中で、教皇は聖母マリアに対し、受け入れ国の国民を守り、その指導者たちを啓発するよう求め、「犠牲を払う覚悟をもち、課題に対応でき、公益に奉仕することに熱意を持つ、賢明で寛大な指導者」を授けてくれるようマリアに願った。これらの言葉は、彼がパリで行った演説と一貫している。

*戦争の論理を拒絶する

 教皇はまた、聖母が、フランスの当局者や指導者たちを啓発し、彼らが「国際社会の中でフランスの平和を守り、基本的人権の擁護と世界平和の促進においてその声を響かせ、戦争の考え方を断固として拒絶する」ことができるように願われ、洞窟から捧げられる祈りが「キリスト教徒の家族の信仰と熱意」を新たにするように求められた。

 祈りの中で、教皇はルルドにひざまずいて祈りを捧げる世界中の人々、とりわけ「病や苦しみにある人々、そして彼らに寄り添うすべての人々―力と癒やしを求めて集まった人々」の祈りの声にも耳を傾けられた。

 ルルド聖地でのこの最初の厳粛な瞬間は、伝統的に教皇にのみ許された敬虔な儀式、すなわち聖母マリアへの贈り物としての黄金の薔薇の献呈をもって締めくくられた。

 27日の日曜、教皇はルルド聖地での巡礼を続け、ミサを捧げ、キャンドル行進に参加する予定だ。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2026年9月27日