☩教皇フランス訪問二日目:「互いを思いやる姿勢を、引き続き証ししてほしい」—移民・難民など支援の「メゾン・バキータ」で

Pope Leo XIV visits the Maison Bakhita social integration centre in ParisPope Leo XIV visits the Maison Bakhita social integration centre in Paris

(2026.9.26 Vatican News   Devin Watkins)

 フランス訪問二日目の26日朝、教皇レオ14世は、移民や難民に支援と社会統合サービスを提供するパリの「メゾン・バキータ」センターを訪問され、「神から授かった霊的・物質的な賜物を分かち合うことで、誰もが豊かな人生を送れるように」と呼びかけられた。

 教皇は挨拶でまず、施設を運営するパリ大司教区、そして「歓迎、傾聴、教育、友情」を提供する多くのボランティアやスタッフに対し、感謝された。

 そして、同センターの守護の聖人である聖ジョゼフィーヌ・バキータ―奴隷であったが、イタリアで修道女となった人物―に目を向け、「共同体を引き裂き、都市を孤独で病ませる文化に代わるものとして、『愛の文明』を築く上で女性が果たす根本的な役割を認識するための示唆を与えた方」と讃えられた。

 「よく見れば、教会と人類の歴史は、自己を押し付け『場を支配する』ことで勝利したかのような印象を与える者たちによって書かれたのではなく、『場所を空ける』者たち、平和のプロセスを始め、信頼を築き、命を励ます者たちによって書かれているのです」と指摘。

 聖バキータは「人々を奴隷化しかねない現代経済の先を見通し、目に見えない人々の存在に気づき、すべての兄弟姉妹の計り知れない尊厳を重んじる方法を私たちに示している」と語られた。

 そして「貧しい人々は、キリスト教徒にとって単なる社会学的カテゴリーではなく、『キリストそのものの肉体』であり、キリストは、私たちに慈善を実践し、彼らを愛するよう招いておられます」とされ、「神から授かった霊的な賜物と物質的な賜物の両方を互いに分かち合うように」と、すべての人に呼びかけられた。

 教皇はまた、「与えるものが何もないほど貧しい人はいない。受け取るものが何もないほど豊かな人もいない。一人ひとりの限界が、他者の神秘的な存在への入り口となる場所には、豊かな命がある。その他者の中に、『par excellence』なる他者―命の神―が近づいてくるのです」とされ、「互いに分かち合うことで、私たちは罪が歴史にもたらした苦難を乗り越え、贖いがすべての人に開かれた継続的な過程であることを学ぶのです」と強調。

 「キリスト教の体の各部分は、他のすべての部分を必要としています」と教皇は、聖パウロのコリントの信徒への手紙(1・12章21-22節)を引用され、聖パウロは、古代ローマ世界でも最も豊かで文化的に多様な都市の一つに住むキリスト教徒たちに語りかける中で、神が「体の内に不和が生じることなく、各部分が互いに同じように気遣い合うように」と、より大きな栄誉が「劣った部分」に与えられるよう定められた、と指摘された。

 挨拶の結びに、教皇は『メゾン・バキータ』およびフランス全土で同様の慈善活動を行うすべてのキリスト教徒に感謝され、「互いを思いやるその姿勢を、引き続き証しし続けてください… 兄弟愛に基づく受け入れ、養成プログラム、そして都市との対話を通じて、それは精神を高め、世界をより人間的なものにするのです」と激励された。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2026年9月26日