☩「明確な支えと助言を通じて、今日の教会における聖霊の働きを見極める手助けをしてほしい」教皇、臨時枢機卿会議の冒頭あいさつで

Pope Leo XIV opens the Extraordinary Consistory of Cardinals in the Paul VI HallPope Leo XIV opens the Extraordinary Consistory of Cardinals in the Paul VI Hall  (@Vatican Media)

(2026.6.26  Vatican News   Devin Watkins)

   教皇レオ14世が26日朝の臨時枢機卿会議の開会ミサに続いて、バチカンのパウロ6世ホールを会場に2日間の協議を始められた。

 冒頭の挨拶で、教皇は枢機卿たちに対し、「明確な支えと助言を通じて、今日の教会における聖霊の働きを見極める手助けをしてほしい… 私は、あなた方の自由、率直さ、そして忠誠を必要としています。誠実な助言は、常に交わりの行為です」と呼びかけられた。

 そして教皇は、1月の前回会議で表明した願いを改めて述べられ、この集まりが枢機卿たちと教皇にとって、「教会の奉仕において共に働く方法をより深く学び、使命と教会全体の奉仕において私を助ける対話を続ける助けとなる」よう希望された。

 さらに、「交わりは決して一度きりで達成されるものではなく、日々の回心、祈り、信頼関係、そして互いに耳を傾ける姿勢が必要です」と強調。「各構成員がそれぞれのカリスマと奉仕に従って使命に協力し、シノダリティ(共働性)を通じて教会内の交わりを築くように」と、ここ数か月間、繰り返し呼びかけてこられたことを、枢機卿たちに改めて想起させた。

 続いて、教皇は、この2日間、枢機卿たちが焦点を当てる4つセッションのテーマについて説明。

 一つ目のセッションのテーマは、教会が福音を宣べ伝えるよう召されている世界について省察すること。教皇は「この状況認識は、世界の街を歩き、歴史の中で私たちの先頭に立つイエスを認識する助けとなるでしょう」とされた。

 二つ目のセッションでは、枢機卿たちは「権力の文化」と「愛の文明」が持つ意味合いを検討する。教皇は「枢機卿の皆さんの多くが戦争に翻弄された土地から参加されているが、(戦争だけでなく)あらゆる社会の至る所に蔓延する様々な形の紛争、支配、分裂の影響を免れている方は、誰一人としていません」と語られた。そして、ご自身の回勅『Magnifica humanitas 』を、それぞれの現地教会を理解するための鍵として捉えるよう求められた。

 三つ目のセッションでは、「教会が人類の共通善にどのような貢献ができるか」を検討することに焦点を当てる。教皇は「カトリック教会の社会教説は、共通善が自発的に生まれるものではなく、共有された責任を必要とすることを私たちに想起させます… 教会にとって、これは極めて明確な形をとる。すなわち、神の国の使命に奉仕する『sinodality(共働性)のスタイル』です」と助言された。

 最後のセッションでは、枢機卿たちは「sinodalityに関する世界代表司教会議(シノドス)(の成果)」の継続的な実践について考察する。教皇は、この最後のセッションで、それまで3つのセッションでの考察を、「態度、開放性、そして理解しようとする意欲」としてのsinodalityの視点から集約する、と述べられ、「教会の内部活動に焦点を当てるのではなく、世界を見つめ、ただ一つの問い、『今日、私たちの教会が、忠実さ、自由、そして信頼性をもって福音を宣べ伝えるために、私たちはどう支援できるだろうか?』の答え」を求めるよう、枢機卿たちに促された。

 さらに、「福音宣教は教会にとって数ある任務の一つではなく、その存在理由そのもの。あなたがた枢機卿には、耳を傾け、責任を担い、聖霊の働きを共に識別することが求められています」と強調。「今日、聖霊が教会に何を語っているのかを識別するにあたり、私はあなた方を頼りにしています。あなた方の支援が必要です。力強く、明確で、公然とした支援です… 兄弟として、あなた方に支えられていることを実感したいのです」と強く願われた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2026年6月26日