*大陸レベルに入った”シノドスの道”のキーパーソンの女性二人に聞く(Vatican News )

Adjunct Prof. Susan Pascoe and Dr. Christina Kheng as they were participating in the General Conference of the 50th anniversary of the FABC, 28 October 2022Adjunct Prof. Susan Pascoe and Dr. Christina Kheng as they were participating in the General Conference of the 50th anniversary of the FABC, 28 October 2022 

 

 

 クリスティーナ・ケン博士 「私が(世界の国・地域の司教協議会からもたらされた報告で)非常に感銘を受けたことの 1 つは、世界中の人々の多大な努力と創造性です。人々が、世界中の大陸の地からの直接的な引用と声が数多く並べられていることを称賛してくださるなら、この”シノドスの道”の真のヒーローはシノドス・チームた、ということを強調したい。チームの人々は遠隔の地を旅し、遠くに住む人の声をローマに届けるために、長く働いてきました。物理的に旅をしなくても、教会から信徒としての権利を奪われたと感じている人、教会を離れた友人や親戚に連絡を取るために、心理的、社会的な”旅”する人々もいました。皆、真のヒーローです。彼らのおかげで、私たちは、この豊かで貴重な声を世界中の現場から得ることができます。もちろん、新たにすべきこと、改善しなければならないことは、まだまだたくさんあります。耳を傾けられなかった方もまだ多いけれど、とてもいいスタートが切れたと思うし、この勢いが続くことを願っています。”シノドスの旅”は始まったばかりなのです」

 

 

 

*皆が語ることを認められ、求められている

 スーザン・パスコー教授「 クリスティーナが言ったように、私たちは実際に、教会のあり方の活性化を始めています。初期教会には多くの反省があり、それが完璧ではなかったこと、私たちの努力が完全でないことは分かっています。私たちが行う仕事に、教義と司牧の両面に焦点を当てることが必要です。歴史のこの瞬間に、この”シノドスの道”に、個人として”投資”してくださる教皇フランシスコがおられることは、本当に幸運なことだと思います。また、何人かの並外れた教会指導者もいます。現時点で何十人も挙げることができますが、今、教会に偉大な指導力を提供しています。リーダーシップがどこに必要か、私たちが思う、ちょうどその時にです」

 「私たちが、声を持つ神の民に向かって進むという考えについて、昨年10月9日のシノドスの開会式で、教皇フランシスコは、素晴らしく詩的な話し方をされていますー『洗礼はあなたの身分証明書。教会の生活に貢献したいのなら、それは洗礼を受けたすべての人のためです』と。また、それより前の2018年、性的虐待に関する訴えがたくさん集まってくる中で、教皇は、神の民あての手紙を書き、教会幹部を通してでなく、インターネットに直接投稿されました。『私たちは、あなたがたが教会の中で努力を重ね、働くことを必要としています。虐待問題の観点から、教会変革のために、神の民すべての力が求められています。私がとても重要だと考えるのは、多くの人たちが過去につい話すことを認められている、と感じていないからです。それは認められており、”シノドスの旅”は招待です。あなたがたは認められ、招かれています。私たち全員のための、誰でも関係する招待です』と」

(翻訳・編集「カトリック・あい」)南條俊二)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年11月30日