・枢機卿顧問会議で次回シノドスへ向けた取り組みを協議ー「核心は教会のあらゆるレベルで”耳を傾け合う”こと」と教皇

Pope Francis joins Cardinal advisors in Monday's online meetingPope Francis joins Cardinal advisors in Monday’s online meeting TOWARDS THE SYNOD

 バチカン広報局が21日発表したところによると、教皇への助言機関である枢機卿顧問会議が20日、オンライン方式で開かれ、2023年のシノドス(世界代表司教会議)通常総会に向けた取り組みについて話し合った。

 参加者は、オスカル・ロドリゲス・マラディアガ、ラインハルト・マルクス、ショーン・パトリック・オマリー、オズワルド・グラシアス、フリドリンアン・ボンゴベスング、ピエトロ・パロリン、ジュゼッペ・ベルテッロの6人の枢機卿と、会議事務局のマルコ・メリノ司教の計7人。午後の会議には、教皇フランシスコが参加された。

 発表によると、オスカル・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿が作業について簡単に説明した後、教皇がシノダリティ(共働性)の見地から、この次回シノドス通常総会についての作業開始について考察された。

 そして、教皇は、次回シノドスに関するご自身のお考えの核心となるとされる過去のご自身の発言ーシノドス創設50周年を記念した2015年の演説と、先週の土曜日(18日)にローマ司教区の信徒たちに行った講話ーを振り返られ、考察の中心にあるのは、教会の生き方を学ぶために特定のテーマを深化させることよりも、「聖職者主義と硬直性の誘惑に直面する教会が、あらゆるレベルで、互いに耳を傾け合うこと、司牧的姿勢だ」ということを明確にされた。

 教皇の発言を受けて、出席者たちは、シノダリティを進めるためのさまざまな側面と”党派主義と党利党略”を克服する必要性について、意見を交換した。。

 次の枢機卿顧問会議は、12月に開かれる予定。

 

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2021年9月23日