・”シノドスの道”の歩みの「大陸段階の文書は”神の民の声”になる必要」バチカンの草案策定チームのペスコ氏がFABC総会で講演

Susan Pescoe, presenting to the FABC General Conference, 26 October 2022Susan Pescoe, presenting to the FABC General Conference, 26 October 2022 

*”シノドスの道”が「人類史上前例のない取り組み」となるために

 またペスコ氏は、出席者たちからの質問に答えて、これからの歩みの段階において、”シノドスの道”の歩みの初めの段階で、声を聴かれなかった人々を大陸段階の識別のプロセスに参加するようすることの重要性を改めて強調。

 これを受ける形で、シンガポールの東アジア司牧研究所のクリスティン・ケン博士は「それこそ、”シノドスの道”の歩みが、教会だけでなく社会においても前例のないものとされる理由。人類の歴史の中で、識別プロセスにこれほど多くの声を集める努力が払われたことはありません」と述べた。

 そして、”シノドスの道”の今後の歩みについて、「大陸段階の文書について人々がコメントしたり、質問をしたり、検証したりできるようにする”循環的な方法”が重要。これはSensus fideliumを理解しようとするプロセスです。特に必要なのは、歩みの最初の段階から取り残されている可能性のある人々から意見を聞くことです」と念を押し、この場が、「来秋の世界代表司教会議第一セッションに出される大陸段階の文書について、司教と一般信徒が共に意見することできる初めての機会になったこと」を出席者たちに確認して、発言を締めくくった。

 

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2022年10月27日