・”シノドスの歩み”東京教区のビデオ公開始

(2021.10.20 「菊地大司教の日記」より)

 2023年秋の世界代表司教会議(シノドス)第16回総会への歩みが、全教会で始まりました。最初の時期、今年の10月から来年3月頃までは、それぞれの地方教会での分かち合いと識別のときです。各教区には担当者が任命されていますが、東京教区の担当者である小西神父様が共通理解のためのビデオを作成してくださってます。順次公開されていきますが、その一回目と二回目が公開されました。

 以下に、その一回目と二回目をリンクします。元になる小西神父様が用意された原稿は、教区ホームページに掲載されていますので参照ください。

 シノドスに向けてバチカンから示された問いかけに、即座に答えを募集したら良いのではないかとお考えになるかもしれません。しかし今回は、回答を積み重ねることよりも、一緒になって理解し、一緒になって識別し、一緒になって歩むことを、教会全体が当たり前のこととして身につけること自体が重要視されています。

 つまり今回のプロセスは、2023年秋の会議で結論が出て終わるものではなくて、これからの教会のあり方そのものを決定づける「出来事」です。今回、これまでを振り返りつつ話し合うことは、これからも話し合い続ける内容ですし、2023年の会議が終わっても話し合い続ける内容です。また東京教区にとっては宣教司牧方針を具体化する上での大切な教会のあり方でもあります。教皇様は、教会共同体そのものを、聖霊の導きに素直に従う共同体へと変えようとされています。

 ご自分のスマホやパソコンで、用意されたビデオを見ることができる方は、それができない方にも分かち合ってください。感染対策で大勢が集まることはできませんが、数名で一緒に見たり、二人で見たり、このビデオの分かち合いからすべてを始めましょう。

 Youtubeでご覧になれますから、近頃はご家庭のテレビがインターネットにつながっていたりするので、そういった手段でもご覧ください。ご覧になっていろいろ思うことがあると思います。後で役に立つと思いますから、メモしておかれることをお勧めします。

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2021年10月20日