・「分かち合いの声をお聞かせください」-菊地・東京大司教が”シノドスの道”の歩みで呼びかけ

(2022.12.2 カトリック・あい)

 菊地・東京大司教が11月30日付けの「司教の日記」で、”シノドスの道”の歩みについて、東京教区の司祭、信徒たちに、次のように呼びかけられた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

分かち合いの声をお聞かせください@シノドスの歩み

 様々な機会に繰り返してきましたが、シノドスの歩みは続いています。教区・国フェーズは終わって現在は大陸フェーズに移りましたが、それぞれの教会単位での取り組みは、終わりがありません。なぜならば、聖霊の導きを識別してともに歩む教会を育てる作業は始まったばかりで、これからも続けられるからです。

 ご存じのように東京教区では、そのために、分かち合いの手引きを作成しました。ともに旅する_原本.indd (catholic.jp)からPDFをダウンロードして、ぜひ活用してください。実際の分かち合いのためのグループ活動は状況によっては難しいかも知れませんが、お一人でも一度、この手引きに目を通されることをお勧めします。

 もしグループでの分かち合いが可能でしたら、こちらの教区のページから、分かち合いの方法をご参照のうえ、ご活用ください。何か結論を出したり、議論をしたりするのではなく、互いに耳を傾けることの大切さを思い起こしてください。

 その上で、分かち合いの成果を教区全体で分かち合っていただければと思います。現在の状況の中で、多くの人に一度に集まっていただくのも難しいですし、オンラインでの集まりにも限界があります。そこで、手引きに従って行うグループの分かち合いの成果を報告していただくためのフォームを用意しました。こちらのリンクです。

 注意書きにご留意の上、活用ください。教区シノドスチームでまとめて、ホームページなどで公開するようにいたします。(なおこの「分かち合い」の分かち合いは、皆さんのグループでの気づきを書いていただくもので、シノドスへの提言やシノドスと関連のない事柄についての通知や連絡のためではありませんので、そこはご理解ください)

 さらに、アジア大陸シノドスへの準備も始まっています。中央協議会のホームページに、そのためのセクションが設けられています。

 大陸別シノドスのための文書も公開されていますので、こちらもご一読いただければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(参考)「ともに旅する教会をめざして」分かち合いの気づき募集 2022年11月28日

 先日小教区にお配りした「ともに旅する教会をめざして 10の問いかけのためのハンドブック シノドスからの問いかけに答えてみませんか?」はお手にとっていただけたでしょうか。※ハンドブックのPDF版は ともに旅する_原本.indd (catholic.jp)からダウンロードできます。

 このパンフレットは、教皇庁シノドス事務局から提示された「シノドス準備文書」にある10 の設問をもとに作成された分かち合いのハンドブックです。設問に基づき、わたしたちの今日に適応できるように、いくつかの分かち合いのための問いかけを作りました。皆さんの集いの中で、このハンドブックを活用しながら、「聞く教会」、「ともに歩む教会」を体験してください。(ハンドブック巻頭 菊地大司教の挨拶より)

 実際に小グループで分かち合いを行うと様々な気づきが得られると思います。その恵みをさらに多くの方々にご紹介いただきたく、分かち合いで得た気づきを募集することにいたしました。こちらのフォーム(「ともに旅する教会をめざして」 分かち合いの気づき募集フォーム (tayori.com)からご投稿ください。投稿していただいた気づきは、教区ウェブサイトにで紹介いたします(個人名、小教区名、グループ名は公開いたしません。気づきの内容のみの掲載となります)。なお、投稿の際は下記の点にご注意ください。

・個人の発言が特定できるような書き込みは避けてください。
・シノドスへの提言を記入していただく場ではありません。
・個人ではなく、必ずグループでの分かち合いで得た気づきを記入してください。
・シノドスチームが不適当と判断した内容は公開しない場合があります。

<参考資料>【小グループでの分かち合いの手引き】

人数:3人から5人程度。 多すぎない方がよいでしょう。
場所:静かなところであれば教会でなくてもかまいません。 直接集まるのが困難な場合はZOOM等を利用してもよいでしょう。
時間:1時間前後を目安としましょう。

*分かち合いの手順

1. はじめの祈り

「主の祈り」など、 短い祈りでかまいません。 祈りをもって気持ちを切り替えることが大切です。

2. 読む

 一つの設問を選びます。 黙読ではなく、 声に出してゆっくり読むことをお勧めします。 代表者が読んでも、 段落ごとに皆で回し読みをしてもかまいません。この時、自分が特に気になったことばを心に留めておきましょう。 線を引いたり印を付けた りしてもかまいません。

3. 黙想

 「教区としての問いかけ」を手がかりにしながら、 しばらく沈黙の内に、 自分が気になった箇所、 ことばを味わいましょう。 そのことばを通じて神が自分に何を語り かけているのかを考えてみたり、「問いかけ」と同じ場面を想像したりするとよいでしょう。 時間は15分から20分を目安としてください。 自分の席を立ってもかまいません。 教会であれば聖櫃の前でもよいですし、 歩きながらの方が考えがまとまる のであれば、 それでもかまいません。

4. 分かち合い

 分かち合いは 「言いっぱなしの聞きっぱなし」が大原則です。 他の人の話に意見を 言うこと、 特に 「それは違うと思う」と言うことは絶対にしないでください。 一人 2分程度を目安に、 黙想で感じたことを「問いかけ」に沿って自由に発表してくだ さい。 正解や間違いはありません。全員が同じ「問いかけ」に答えても、 違う「問いかけ」を用いてもかまいません。 順番を決めてもいいですし、 話せる人から話し てもかまいません。

 全員が発表し終わったら2周目に入ってもてもいいでしょう。その際、「他の人の意見を聞いて新たに気づいたこと」を言うのはかまいませんが、批判や反論にならないよう気をつけてください。

5. おわりの祈り

 皆で集い、 分かち合えたことに感謝しながら 「アヴェ ・ マリアの祈り」等を唱えて分かち合いを終えましょう。

 分かち合いで話したことを他の場所で他の人に口外することは絶対にしないでください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年12月2日