・世界代表司教会議の大陸別代表者会合を開催、最終文書の実践状況と2028年の世界教会会議への道筋を協議

File photo of Pope Leo XIV  (@VATICAN MEDIA)

(2026.6.26 Vatican News

   「シノダリティに関する世界代表司教会議(シノドス)」の(最終文書の)実践状況と2028年の世界教会会議に向けた道筋について検討する会議が、23日から25日にかけてバチカンに大陸別組織の代表者たちを集めて開かれ、議論の締めくくりとして、教皇レオ14世が代表者たちと非公開の会合をもたれた。

 この会合には、中南米、アフリカ、アジア、欧州、オセアニア、中東、北米からの代表者が、各大陸のシノドスチームのコーディネーターを伴って参加。シノドス事務局長のマリオ・グレック枢機卿は、教皇との会合について、「参加者が、教会のシノダル(共働的)回心に向けた取り組みを続ける上で、力強い支援と励ましのしるしとなった」と述べた。

 23日に始まった会合の冒頭で、グレック枢機卿は2028年の教会総会に向けた道のりを簡潔に説明し、現在のプロセスの独自性を強調した。記者向け発表によると、同枢機卿は、シノダリティの学校、養成プログラム、シンポジウム、会議、そして傾聴と識別プロセスなど、信徒を巻き込むために各地の教会がすでに実施している数多くの取り組みに言及した。その後の会議は、この「新たなシノドスの時代」における傾聴と識別に捧げられた。

 記者向け発表によると、シノドス第16回通常総会の最終文書を中心とした実践段階は、同総会前のプロセスを単に繰り返すものではなく、各地域共同体が最終文書に盛り込まれた提言を、それぞれが置かれた環境、実情に合わせて実践するよう求められる「新たなプロセス」だ。参加者たちは、各大陸における「最終文書」の実践状況について、重要な経験、困難、未解決の課題、牧会的優先事項を含め、主な進展を共有した。

2028年の教会総会に向けた4段階の道程

 会議での主な討議のもととなったのは、シノドス事務局顧問のジャコモ・コスタ神父(イエズス会)が提示した「2028年10月の教会総会に向けた道程」についての4つの段階に分けての概説だ。

 それによると、第1段階は「振り返り」で、2027年前半に行われ、各教区で評価総会が開かれる。第2段階は「解釈」で、2027年後半に予定し、国別または地域別の司教協議会による総会を通じて行われる。第3段階は「方向づけ」で、2028年の最初の4か月間に実施され、大陸ごとの集まりを通じて、展望報告書が作成される。最後の段階は「祝賀」で、2028年10月にバチカンで教皇と共に世界教会会議へのを開催することで締めくくられる。

 参加者たちは、大陸ごとの組織とそのチームの役割は、何よりも「監督」ではなく、「伴走」にあることを確認した。彼らの任務は、真の補完性の精神に基づき、各地の教会間の賜物の交換を促進することだ。

 また、各地の教会の総会から2028年の教会総会に至るまで、これらの会合は、教会の「シノダル(共働的)回心」の旅の終着点となるものではなく、「今後どのように歩みを進めるかを理解するための祝祭と識別をする時」であることも改めて確認した。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2026年6月27日