・”シノドスの道”開始にフィリピン司教団が自国教会の指針発表(VN)

(2021.10.11 Vatican News  By Robin Gomes)

   教皇フランシスコ司式のミサで二年にわたる”シノドスの道”の歩みが10日始まったのを受けて、フィリピン司教協議会(CBCP)が11日、自国の教会の歩みについてメッセージを発表した。

 CBCP会長のロムロ・バレス大司教はその中で、この歩みは「(教会の)旅であり、聖霊によって導かれる使命達成への集まり」であると説明。具体的な取り組みの方向として、「各教区が今後数か月かけて、小さなサークル、小教区、学校、基本的な教会の共同体のメンバーが共に集う中で、教会が自らを振り返り、すべての人間家族がどのようにして共にあるべきかを知ろうとする。そのために、私たちは共に祈り、聖霊に、その目と頭と心を貸してくださるように願います」と述べた。

*私たちはまだ「世の塩」「世の光」であり続けているか

 さらに、この旅で、「私たちは、自分の目ではなく、主の目で2つのことを見ることになる」とし、教会の様々な共同体は、「この共に旅することが、今どのように起きているのか、聖霊が何を望まれているのかー祈りの暮らしが慈善の暮らしに、どのようにして取って代わるのか、信仰はどのようにして生き、共有されるのかーを見つけ出すでしょう」。そして、「この人間家族の交わりの中で、さまざまな教会の共同体は、自分たちがまだ、世の塩、世の光であり続けているのか、人生の対話があるか、それぞれに違いがあっても敬意を謙遜をもって、他の人々の声を聴く用意があるか、などについて検証することになる」と進むべき旅の方向を示した。

 

*”時のしるし”に対してイエスから霊的示唆を得る

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年10月12日