・”シノドスの道”中南米大陸会合終了―「誰もが『自分の声』が反映されている、と感じる報告書に」

Fr Ricardo González Sánchez at the synod meetingFr Ricardo González Sánchez at the synod meeting 

(2023.3.20 VaticanNews  Joseph Tulloch)

 ”シノドスの道”の中南米大陸レベル会合は3月17日から20日にかけて、コロンビアの首都ボゴタで開かれ、10月にバチカンで開かれる世界代表司教会議での協議の基礎となる報告案について話し合った。

 Vatican Newsの取材に答えた起草委員会のメンバー、リカルド・ゴンザレス神父によると、報告案の取りまとめは、司教たちの「司牧的および神学的考察を助ける」ために選ばれた司祭と男女の一般信徒 12 人のグループによって行われた。

 参加各国の司教協議会から出された報告を基に、大陸レベル会合での話し合いの内容、アマゾン地域の先住民やアフリカ系中南米人などの声も含めるのに努めたが、取りまとめの過程で、「兄弟姉妹として、召命や奉仕の違いを越えて、互いに耳を傾け、私たち全員がすべての教会の一員として、非常に豊かな経験でした」と感想を語った。

 また、報告案の策定に当たっては、「新しい内容のものを取り入れるのではなく、これまでの”シノドスの道”の小教区レベル、教区レベルなどの歩みで出された信者たちの声を正確にまとめること、各レベルで表明された関心事項、懸念事項に可能な限り忠実にとりまとめることに注力した」ことも強調。最終的な狙いは、「誰もが自分の声が反映されている」と思えるような内容にすること、と述べた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2023年3月23日