(2024.8.19 カトリック・あい)
CNAによると、シノドス事務局がソーシャルメディアアカウントに7月26日に掲載したアンケートでは、「教会の回心と改革の道としてのシノドスは、すべての洗礼を受けた者の使命と参加を強めることができると思いますか?」という質問が出された。
これに対して、約13万6000件の閲覧があり、約7000人が掲載開始から24時間以内に回答。その結果、回答者の88%が否定的な答えをした。
「共に旅する」ことを意味する新しい神学概念である「シノドス」に対する低い支持率が示されたのは、複数年にわたる世界的な”シノドスの道”の歩みが終わりに近づき、その世界レベルの集まりの締めくくりとなるシノドス総会第2会期が10月にバチカンで開かれようとする直前のことだ。
CNAによると、このアンケートに対するXとFacebookへの閲覧者からの回答、コメントは、掲載開始の翌日、27日にシノドス事務局の公式アカウントから削除された。だが、一部のインターネット・ユーザーは、シノドス事務局が削除する前に、投票結果を閲覧しており、ソーシャルメディアで、このことを知ったカトリック教徒は、シノドス事務局の不利な結果の削除を批判し、多くが「偽善的」と非難した。
Xユーザーで、伝統と改革ローマ典礼の典礼を比較するプロジェクトに取り組んでいる英国のカトリック教徒であるマシュー・ヘイゼル(@MPHazell)は、投稿の削除を批判し、「ああ、@Synod_va の #synodality に関する投票が削除された!あまり #synodal らしくないですね…」と嘆く。
また、カトリック信仰テクノロジーズの副社長ジョナサン・ルイスは、オンライン投票の結果について、「世界の教会と比べて、北米の信者たちの”シノドス主義”に対する抵抗の現実を改めて強調するものだ」と述べている。