・フランス司教団、性的虐待報告受け徹底的な教会改革を約束(VN)                                                           

The Bishops of France meet in Lourdes for their plenary assemblyThe Bishops of France meet in Lourdes for their plenary assembly  (AFP or licensors)

 さらに会長は、今回の総会を期に、フランスの教会は制度レベルでの根本的な変化を起こす時を迎えた、とし、「この総会で、私たちは、犠牲者に対する具体的な対応にとどまらず、私たちの教会が、現代社会の中で、どのように幅広く働くことができるか、対応に取り組むことを決めた。このような取り組みは、10月10日の教皇フランシスコによるミサによって始まった『シノドスの道』の歩みとも一致するものです」とし、「私たちは、信徒たちと意見を交わし、その様々な視点からの意見に、進んで耳を傾ける必要があり、そのための最も適切な仕方を模索していかねばなりません」と訴えた。

 

 会長はまた、司祭の「霊的な父性」という言葉が、司祭自身や信徒を惑わす危険性を指摘。「私たちは、この言葉を使う時に注意深く、意味を明確にすべきであり、だまされてはなりません。『父性』の暗喩には、恐怖をもって拒絶せねばならない『近親相姦の父性』も含まれるのです」と警告し、「真の父性は、人を成長させ、解放へと導くものでなければなりません」と強調した。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年11月9日