(2026.6.8 VaticanNews Deborah Castellano Lubov and Salvatore Cernuzio)
スペイン訪問中の教皇レオ14世はマドリード滞在3日目の8日、同国内で聖職者による虐待を受けた被害者たちと非公開の面談をされた。今回の面談は、スペインの教会によって企画され、教皇がローマを発たれる前に確認されていた。面談の詳細な内容については、被害者のプライバシーを尊重しつつ、まもなく公表される予定という。
バチカン報道局のマッテオ・ブルーニ局長が明らかにしたもので、教皇は、被害者の支援とケアに当たる教会関係者に付き添われた6人の虐待被害者と面談された。
局長によると、1時間近く続いた面談で、出席者一人ひとりが、自らの痛ましい個人的体験に基づき、悲劇的な事例に対する教会の対応を効果的なものにするための数多くの対策を提案。教皇は、愛情と注意を払って耳を傾け、自身だけでなく教会共同体全体が彼らに寄り添っていることを伝え、受け取った提案がさらなる取り組みの礎となるよう努めることを確約された。
局長は「そうすることで、教会が真に安全で霊的に健全な場所となり、傷ついた人々が慰めと癒やしを見出せるようにするためです」と説明。また、「被害者たちは、教皇が自分たちの苦しみを自らのものとして受け止めてくれたと感じました」と述べた。
聖職者による信者たちへの性的虐待問題は、スペイン教会にとって依然として痛ましい課題であり続けている。教会は近年、予防と償いを目的とした様々な取り組みを行い、3月にはスペイン司教協議会、修道会協議会、大統領府が、この痛ましい現実を「真実と正義をもって対処」するための協定に合意した。
今回の教皇による非公開の対話会合は、その形式において前任者たちのものと類似していた。ベネディクト16世教皇は、2008年の米国訪問時、また英国、オーストラリア、ドイツ訪問時に、虐待被害者と面談。フランシスコ教皇もまた、アイルランド、チリ、ポルトガル、ベルギーへの訪問中に同様の面談をされている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)