米ニューオーリンズ大司教区の指導者たちは、複数の被害者に対する連続性的暴行の容疑で刑事裁判中のオディオン神父に対する訴えが出ていたにもかかわらず、その司祭が長年にわたり司牧活動を続けることを容認していたことを、大司教区がCrux Nowの取材に対して認めた。
ニューオーリンズ大司教区を含む様々な教会指導者や管轄区域によるオディオン事件の対応について、『Crux Now』は、包括的な調査をもとに回答を求めたのに対し、ニューオーリンズ大司教区は「アンソニー・オディオンに関するニューオーリンズ大司教区の記録を精査した結果、オースティンから報告された不祥事は成人を対象としたものであったことが判明した」とし、「当時、大司教区当局は、その報告についてオディオン本人と直接話し合うことを選択した… 最終的に2023年にオディオンを聖職から解任した」と説明。
さらに、「当時、追加情報が明らかになるにつれ大司教区は、すでにその申し立てを調査していた法執行機関に通報した」と釈明したが、大司教区は2019年にオディオンに関してオースティン教区から報告を受けていたにもかかわらず、大司教区もオースティン教区も、信徒へのその旨の注意勧告を行わず、オディオンの教区での活動を事実上放置していた。
ナイジェリア出身のアンソニー・オディオン神父(57)は、2006年から2012年までテキサス州オースティンで、2015年から2023年までルイジアナ州ニューオーリンズで奉仕していたが、同神父の虐待的な行動のパターンを明らかにした調査報道を受けて、ニューオーリンズ大司教区が2023年に彼を停職処分とした旨の声明を発表した。
停職処分から実に4年も前の2019年、オースティン教区はオディオン神父に対する被害者からの訴えについてニューオーリンズ大司教区に伝えていた。しかし、声明によると、ニューオーリンズ大司教区はオースティン教区と同様に、信徒への通知を見送った。その理由は、申し立てが「成人を巻き込んだもの」であったことから、代わりに神父と直接問題に対処することを選んだため、としていた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
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