Moment of prayer at La Almudena in Madrid, Spain. (Credit: Religión Digital.)
(2024.10.25 Crux Religión Digital Jesús Bastante)
「自分は被害者であると同時に、共犯者だと思い、自分自身に嫌悪感を抱いています」と、女子修道院長から虐待を受けたある女性は語った。また、現在は修道女である別の女性は、告解した司祭から10年にわたって受け続けた虐待を振り返った。
「私を虐待したのは1人だけではありません。それを許した教会共同体全体です」と別の被害者は語った。「教会に『悪者』がいるのは、悪者を非難しない”善人”がいるからです。教会に害を及ぼすのは苦情ではなく、苦情によって何が起こるかです」「善人が何もしないとき、悪者が勝つのです」と、被害者は生々しい真実を証言しながら語った。
教会に積極的に対応するよう呼びかけた人々もいた。「被害者を恐れないでください。私たちのほとんどは、自分の事件を公表したり、教会から金銭的な賠償を望んでいません。 「歓迎されればそれでいいのです…私たちは教会に裏切られたのです」と、成人してから巡礼中に虐待を受けた別の男性は語った。
「教会は、加害者よりも私に多くの害を与えました。彼らが私を受け入れ、信じてくれるようになるまで10年かかりました… 一部の聖職者や隠蔽工作員の素人的でよそよそしく、律法主義的で冷たい態度は、私と神との関係を大きく損ないました」と、司祭の被害者である成人女性は結論づけ、その後、コボとREPARAプロジェクトによる黙想と許しの要請の瞬間を迎えた。同プロジェクトは、教会と被害者に「共に耳を傾け、癒しの道を歩み始める」よう呼びかけた。
「この大聖堂の扉から、被害者と共に、マドリードの教会は動き出したいのです。 私たちは、自分たちに相応しい責任を引き受け、社会全体とともに、多くの痛みを引き受けながら、恐れることなく、希望を持って歩んでいきたい」と、コボ大司教は告解のために大聖堂に入ることを希望する被害者たちを前にして述べた。その中でコボ大司教は、赦しを求める声高な願いと、この惨劇の生存者を支援する決意を表明した。