USCCBの「国際正義と平和委員会」議長であるデイビッド・マロイ司教が署名した声明は、「長崎と広島で、教皇フランシスコは、核兵器によって人間の生命にもたらされた重大な脅威を強力に証言された。聖ヨハネ・パウロ二世の足跡をたどり、彼の前任者の教えを繰り返し、核兵器のない世界を求めた」とし、「米国のカトリック司教団は、世界的な核軍縮に固くコミットし続ける… 最終的に核兵器を廃絶することは、道徳的理想以上のもの。それは政策目標であるべきだ」と改めて言明した。
そして、「米国とロシアは世界の核兵器の90%以上を保有している… この事実だけでも、我が国は、相互に検証可能な核軍縮のためにグローバルなリーダーシップを発揮せねばならない。ロシアとの新しい 戦略兵器削減条約(新START)は、慎重な次のステップに入るだろう」と米政府の努力を強く求めた。
新STARTは、2010年4月8日にロシアと米国により署名され、2011年2月5日に発効した。両国の戦略核兵器を検証可能な形で削減する作業を継続しているが、両国政府は昨年年2月5日までに新STARTの制限を満たしたと発表している。
(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)