(2019.11.23 Vatican News Robin Gomes)
教皇フランシスコは王であるキリストの祭日にあたる23日の午後、長崎県営球場に約3万人の信徒を集め、日本で最初のミサを捧げられた。
ミサ中の説教で、教皇はこの日朗読されたルカ福音書(23章35⁻43節)に登場する、イエスと共に十字架にかけられた2人の犯罪人の1人を取り上げ、彼のイエスに対する姿勢と信仰の告白は、(十字架が立てられた)カルワリオの丘が象徴する恐怖と不正を全人類に対する希望のメッセージにする、と説かれた。
その泥棒は「あなたの御国においでになる時には、私を思い出してください」とイエスに願い、イエスは「はっきり言っておくが、あなたは今日、私と一緒に楽園にいる」と彼に保証された(42節-43節)。教皇は、「この瞬間に、イエスはご自身の人生の全ての意味を確証したのです-いつでも、どこにおいても、救いを与えるためだ、と」と語られた。