♰「イエスの弟子として変容していくように」-教皇、キューバの「青年の日大会」参加者を激励

(2019.8.2バチカン放送)

 教皇フランシスコは1日にキューバ南東部サンティアゴ・デ・クーバで開かれたカトリック教会の「全国青年の日大会」に、励ましのメッセージをおくられた。

  教皇は、キューバ司教協議会会長のディオニシオ・ガルシア・イバニェス大司教に宛てたメッセージで「マリアの模範に従い、イエス・キリストとの出会いによって生まれる喜びを生き、主の復活の証人となり、自らを弟子・宣教者として変容していくように」と、参加者を激励された。また、キューバの若者たちを、同国の保護者である「コブレの慈愛の聖母に」に託された。

 キューバ全国のカトリック青年を集め、サンティアゴ・デ・クーバで行われたこの催しは、進行する経済危機の影響を受け、7月初めには、各教区での開催に変更するよう、司教団から通達が出されていた。だが、各地方での公共スペース使用に対する当局の許可が下りなかったことから、結局、サンティアゴ・デ・クーバを唯一の会場として開かれることになった。

 イバニェス大司教は、開会に向けた書簡で「大会実施に至るまでのこのような事情が、かえって『神の現存を皆で発見しよう』という催しの目的のために、すべての参加者らを駆り立てることになった」と記している。

(編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年8月3日