(2,019.8.30 バチカン放送)
教皇フランシスコは30日、9月4日からモザンビーク、マダガスカル、モーリシャスの3国を歴訪されるのを前に、歴訪の中心となるモザンビークの人々にビデオ・メッセージを送られた。
3か国訪問は4日から10日までを予定し、最初の訪問国となるモザンビークでは、首都マプトに現地時間4日午後から6日正午過ぎまで滞在される。
教皇はビデオ・メッセージで、モザンビーク国民にご自身の祈りを伝えると共に、人々との出会いに期待を述べられた。そして、同国の大統領と司教団からの招きに応えるこの訪問で、「恒久平和のための唯一の希望である、モザンビークとアフリカ全土における兄弟的和解を強めてくださるよう、皆の御父である神に祈りたい」と話された。
また、この訪問を「聖ヨハネ・パウロ2世がかつて貴国を訪れた際に蒔かれた種の成長を共に確信し、見届け、その喜びを分かち合う」機会として示され、今回の歴訪が「カトリック共同体と出会い、その福音の証しを励ますことになるでしょう」と期待を表明、「福音はすべての人が持っている尊厳を教え、貧しく、助けを必要とする人々をはじめ、他者に私たちの心を開くように招いています」と強調された。
そして、人々の祈りはもとより、自身の訪問のために準備をしてくれている人々に、心から感謝を述べ、モザンビークに神の祝福と、聖母マリアの保護を祈られた。
(編集「カトリック・あい」)