♰「このような悲劇を絶対に繰り返してはならない」-アウシュビッツ解放75周年を迎えて

Archive photo showing Auschwitz- Birkenau's main guard house known as 'the gate of death'Archive photo showing Auschwitz- Birkenau’s main guard house known as ‘the gate of death’

(2020.1.27 VaticanNews Linda Boldoni)

 ナチの強制収容所アウシュビッツ・ビルケナウの解放から27日で75周年を迎えた。この日はホロコースト犠牲者を想起する国際デーとされているが、教皇は前日26日の正午の祈りで、「このような大変な悲劇を前にして、無関心でいることは許されない。記憶を新たにする必要があります」と祈りと注意を喚起された。

 「27日に、私たちは祈りと追憶の時間を持つことが求められています。私たちの心を込めて、『二度とこのようなことを繰り返さないように!』と」と教皇は、サンピエトロ広場に集まった人々に呼びかけられた。

 また、毎年1月の最終日曜日は「世界ハンセン病の日」とされ、今年は26日がその日に当たったが、教皇は、「私は、ハンセン病に苦しむすべての人々、さまざまな方法で彼らを助けている人々に心を寄せています」と強調された。

 「世界ハンセン病の日」は、この病気とその影響を受ける人々についての世界の人々の意識を高めるために設けられているが、最近の世界保健機関の報告によると、特にインド、ブラジル、インドネシアなどの国々で再び流行の気配が出ている、という。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2020年1月27日