☩教皇、世界のお年寄りたちと神に感謝の祈り

(2021.7.23 バチカン放送)

 25日のカトリック教会の第一回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」を前に、教皇フランシスコが23日、ビデオを通して、世界のお年寄りたちと共に神に感謝の祈りを唱えられた。

 ビデオは教皇庁信徒・家庭・いのち省が作成したもので、世界最も齢の司教、ローラン・ノエル司教(101歳)も参加している。

(教皇の祈り)

 「主よ、孤独の時も、あなたがおいでになることの慰めを感謝します。あなたは私の希望、私の信頼です。若い時から、あなたは私の岩、私の砦です」

(以下、各国のお年寄りたちの祈り)

 「私に家族を与えてくださったことを、長い人生という祝福を与えてくださったことを、感謝します。喜びの時も、困難の時も、あなたに感謝します。
実現した夢に、そしてまだ目の前にある夢に、感謝します。この新たな実り多い時間にわたしを召してくださったことに感謝します」

 「主よ、私の信仰を増してください。私をあなたの平和の道具としてください」

 「私よりも苦しんでいる人を受け入れることを、夢をあきらめないことを、あなたの素晴らしさを新しい世代に語ることを教えてください」

 「教皇フランシスコと教会を守ってください。地の果てまで福音の光が届きますように」

 「主よ、あなたの霊を送り、世界を新たにしてください。パンデミックの嵐を静めてください。貧しい人をなぐさめ、すべての戦争を終わらせてください」

 「無力な時、私を支えてください。あなたがくださるすべての時を満たされて生きる力をお与えください。世の終わりまで、あなたがいつも一緒にいてくださる確信のうちに。アーメン」

 バチカンでは、25日イタリア時間午前10時(日本時間・同日午後5時)から、聖ペトロ大聖堂で、教皇庁新福音化推進評議会の議長サルバトーレ・フィジケッラ大司教によるミサが捧げられる。ミサには、教区や様々な組織で高齢者司牧に携わる人々と共に、孫に付き添われたお年寄りたちも参列する。

(編集「カトリック・あい」)

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2021年7月24日