(2023.5.29 Vatican News Lisa Zengarini)
教皇フランシスコは29日、バチカンのパウロ6世ホールで、ポーランドのヴロツワフ腫瘍病院でがんと闘っている子供たち53人のグループとお会いになり、「イエスはいつも私たちのそばにいて、私たちに希望を与えてくれます。 いつでも、病気の時、強い痛みを伴う瞬間、最も辛い瞬間でも、主はそばにおられます」と励まされた。
教皇は彼らに、病気と共に生き、苦しみを克服することの難しさを認めたうえで、 「私たちは人生で、生きていく力がないという状況に何度遭遇するでしょうか。 しかし、イエスはいつも近くにいて、あなたにこう言います、『行きなさい、前に進みなさい。 私がそばにいるから』と語られた。
さらに、彼らが教会と世界において「神の愛の使徒」となるよう促され、 「イエスもこの証しのために、あなた方を必要としておられます」と強調された。
そして最後に、教皇は、「私たちが孤独を感じ、見捨てられたと感じるとき、特に病いの苦しみとあらゆる問題を抱えているとき、マリアは、母のもつ優しさをもって、いつも私たちの隣にいてくださいます」と励まされた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)