☩「気候変動と生物多様性の減少の危機に対応するため、人類家族の一致を祈ろう」ー「被造物を大切にする世界祈願日」に

9月1日(日本の教会では9月の第一日曜日)は「被造物を大切にする世界祈願日」(2022.8.31 バチカン放送)

 カトリック教会では、毎年9月1日(日本の教会は9月の第一日曜日、今年は4日)を「被造物を大切にする世界祈願日」、同日からアッシジの聖フランシスコを記念する10月4日までを「被造物の季節」の月間としている。

 これに先立つ8月31日、教皇フランシスコは水曜恒例の一般謁見の説教で、今年の「被造物の季節」のテーマ「被造物の声を聴きなさい」を紹介しつつ、、この月間が「私たちの共通の家」をいたわる具体的な取り組みを促すものとなるよう、願われた。

 説教で教皇は、「私たちの行き過ぎた消費主義が広がる中で、姉妹なる大地はうめき、搾取と破壊を止めるように私たちに強く求めています」とされ、「被造物の季節」を機会に、国連の気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)と生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が「気候変動」と「生物多様性の減少」という二つの危機に決然と対応するため、人類家族の一致を祈るように、すべての人に求められた。

(編集「カトリック・あい」)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年9月1日