☩「”暴力の嵐”を止め、平和的な共存を取り戻せ」教皇、ロシアのウクライナへの連続ミサイル攻撃に

(2022.10.12 Vatican News   Deborah Castellano Lubov)

   教皇フランシスコは12日の水曜恒例の一般謁見での講話の最後に、今週に入ってのロシアによるウクライナ全土へのミサイル攻撃に言及。世界の人々に対して、今年二月以来のロシアの軍事侵攻の中でも最も激しい爆撃にさらされ、苦しんでいる人々のために祈るよう促され、ロシアなど関係国指導者に、「戦争をやめ、平和的な共存を受け入れるように」と求められた。

 今週に入ってのロシアのウクライナに対するミサイル攻撃は、首都キエフの中心部だけでなく、リヴィウ、ドニプロ、ハリコフなどの複数の都市が対象となり、数多くの死傷者を出している。

 教皇は「私の心は、ウクライナの人々、中でも爆撃が猛威を振るった都市に住む方々と共にあります」とされ、「私は、彼らの痛み、苦しみを共有し、神の母マリアの取り次ぎを通して、祈りの中で、主に捧げます」と語られた。

 そして、「神は、主を呼び求める人々の叫びを常に聞いておられます… 聖霊が、戦争の行方を握っている人々の心を改めさせ、暴力の嵐が止み、正義に基づく平和的の共存が取り戻されますように」と祈られた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2022年10月12日