☩「弱い人々の隣に身を置き、誰も排除しない世界を作ろう」教皇、「世界難民・移民の日」に

(2021.9.26 バチカン広報)

 教皇フランシスコは26日の正午の祈りで、この日が、カトリック教会の「世界難民・移民の日」に当たることを念頭に、次のように語られた。

 私たちは、移民、難民、避難民、人身売買の犠牲者、そして見捨てられた人々など、最も脆弱な人々の隣に身を置き、偏見や恐れを抱くことなく、共に歩む必要があります。私たちは、誰も排除しない、いっそう包摂的な世界を構築するよう求められています。

 私はこの日を祝っている世界のさまざまな地域のすべての人々と共ににいます。私は、移民と難民を支持するイタリアの司教会議が主導権を発揮するために、ロレートに集まった信徒の方々に挨拶を送ります。私はここの広場に旗を掲げて参加されたさまざまな民族コミュニティに挨拶し、感謝します。イタリアのカリタスの「APRI」プロジェクトの代表者に挨拶します。ローマ司教区の移民局とセントロアスタッリも同様です。寛大なご尽力に感謝します!

 そして、広場を出る前に、チェルニー枢機卿がいるその記念碑に近づき、移民のいるボートに近づき、それらの人々の視線にとどまり、すべての移民が今日持っている希望をその視線で把握することをお勧めします。再び生き始めるために。そこに行って、その記念碑を見てください。私たちは彼らの希望への扉を閉ざしません。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年9月26日