☩「希望を持って地平線のかなたを見つめよう」8月の世界青年の日大会参加者たちを激励

 教皇フランシスコが4日、今年8月1日から6日にかけてポルトガルの首都リスボンで開かれる「世界青年の日(WYD)リスボン大会」に参加する若者たちにビデオメッセージをおくられた。

 ビデオメッセージで教皇はまず、「今、大会に参加される皆さんの頭の中は、仕事や学業との折り合いや、切符の手配など、様々な心配ごとに占められているでしょう」と思いやりを示しつつ、「でも、大切なのは、そうした物理的な心配だけでなく、希望をもって地平線のかなたを見つめること」と強調。

 大会に参加することそのものが素晴らしいし、喜びの時となるだろうが、参加することで成長するためには、「その喜びに、希望を加えることが必要です」と説かれた。

 そして、大会に参加することで見つける価値、他の国々の若者たちとの出会いなどは、気がつかなくても自分の心の内に残っていくもの、であり、「何よりも若者たちの力。教会は若い人の力を待っているのです」と、参加者たちの積極的な対応を期待された。

 また教皇は、WYD大会を準備するための秘訣は、「『ルーツ』を見つめることにある」とされ、お年寄りたちとの出会いを持つことを勧められ、「祖父母たちに『若い時に、WYDがあった?』と聞けば、答えは当然『ノー』でしょうが、(それで終わらせないで)『ぼく(わたし)は何をしたらいいだろう』と聞き直せば、お年寄りたちの知恵を授けてくれるに違いありません」と語られ、最後に、「リスボンで皆さんをお待ちしています」と呼びかけられた。

(編集「カトリック・あい」)

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2023年5月5日