(2022.11.13 Vatican News Devin Watkins)
教皇フランシスコは13日、年間第33主日の正午の祈りの説教の終わりに、エジプトで開催中のCOP27(第27回気候変動枠組条約締約国会議)に言及。
環境回勅「Laudato Si’ 」を基にした行動規範(Action Platform)をその基礎となるものとして思い起こされ、環境保護に努力する参加者たちに「勇気と決意を持って前進することを願っています」と激励の言葉を送られた。
回勅「Laudato Si’ 」は教皇フランシスコが”私たちの共通の家”である地球を守ることを狙いとして2015年に発出されたもの。教皇はさらに、昨年11月に回勅に基づいた「生態学的な転換とそれに一致するライフスタイルを促進する」行動規範を発出され、14日に一周年を迎える。活動を担当するのはバチカンの総合人間開発省だ。
そして、教皇は、この活動に、個人、家族、企業を始め、宗教・文化関係団体、医療機関など約 6000 の参加者がいる、とされ、「これは、地球の叫びと貧しい人々の叫びに応えることを目的とした7年間の旅の素晴らしいスタートです。 私たちは、人類の未来のためのこの重要な使命を奨励し、創造物を大切にするという具体的なコミットメントをすべての人に育むことができるようにします」と言明された。