☩「人類の傷への特効薬は、神の愛に根差した兄弟愛を生きること」世界の若者の集いに

メジュゴリエで開催された若者たちの集いメジュゴリエで開催された若者たちの集い 

 教皇フランシスコは2日、ボスニア・ヘルツェゴビナの巡礼地メジュゴリエで1日から始まった、若者たちの集い「メジュゴリエ・インターナショナル・ユース・フェスティバル2022」にメッセージをおくられた。

 メッセージで、教皇はマタイ福音書のイエスの言葉、「疲れた者、重荷を負う者は、誰でも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。私は柔和で謙遜な者だから、私の軛(くびき)を負い、私に学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。私の軛は負いやすく、私の荷は軽いからである」(11章28-30節)を観想するよう勧められた。

 そして、「愛する友の皆さん、心を開きイエスのもとへ行き、イエスの軛を負い、イエスから学んでください。師のもとへ行き、弟子となり、平和の約束を受け継いでください。イエスの軛を負い、神の御旨を発見し、十字架と復活の神秘に参与してください」と呼びかけられた。

 さらに、「イエスが言う軛とは、愛の掟です。それは、イエスが弟子たちに遺した『私があなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい』(ヨハネ福音書15章12節)という教えです。人類の傷に対する真の特効薬は、神の愛に根差した、兄弟愛に基づく生き方だからです」と説かれた。

 そのうえで、「愛する皆さん、恐れることはありません。心に抱くすべてをもってイエスのもとに行きましょう。イエスこそ、真の復活、真の平和をもたらす唯一の主です。私たちの母、マリアの模範に従いましょう。聖母は皆さんをイエスのもとに導くでしょう」と述べた教皇は、若者たちを聖母に託して祈られた。

(編集「カトリック・あい」)

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2022年8月4日