☩「若者よ、人生の高みを目指せ!」教皇、ハンガリーの若者たちとの集会で

(2023.4.29 Vatican Newes   Lisa Zengarini)

 

*「沈黙」は「ケータイに張り付く」ことではない、祈り、イエスと対話すること

 

 

*イエスは、ありのままのあなたを愛される

 続けて、「福音は、主が特別な人々に対してではなく、普通の人々に対して、偉大なことをなさる、と教えています。 自分の力に頼り、いつも他人の前で見栄えよくすることばかり考えているは、自分の心から神を遠ざけます。イエスは、ありのままのあなたを愛されるのです」と教皇は語られた。

 そして、先にあいさつしたギリシャ・カトリック教徒の若者の言葉を振り返られ、「彼は『戦争と苦難が日々の現実になっている私たちがいる一方で、安全で快適な暮らしの中では、福音宣教の使命への熱意は冷める可能性がある』と言いましたが、本当に難しいが、やりがいのあること、それは、私たちの世界を平和に暮らせるようにするために、イエスが教えられたように、寛大な心、無欲になって他者に奉仕することのよって、自分の人生をコントロールすることです」と説かれた。

 

 

*信仰は、”与えること”から始まる

 

 講話の最後に教皇は、「信仰は、熱意と寛大さをもって、見返りを期待せずに他者に奉仕することから、恐れを乗り越え、前に進むことから始まります!」 と述べ、ヨハネ福音書に書かれたイエスの「パンと魚の奇跡」を思い起こされて、「私たちも、物事をイエスの手に委ねることを学ばねばなりません」とされた。

 そして、「あなた方一人一人は、イエスにとっても、私にとっても貴重です!教会と世界の歴史の中で、誰もあなたの代わりを務めることはできない、ということを忘れないでください。あなたにしかできないこと、それは、他の誰にもできないのです」と強調して、講話を締めくくられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2023年4月30日