☩「ベネディクト16世は教理を説く”偉大な師”」教皇、新年初の一般謁見で

(20223.1.4   Vatican News staff reporter)

 

(2023.1.4 バチカン放送)

 教皇は謁見中の講話の冒頭で、ベネディクト16世について次のように語られた。

 「講話を始める前に、今、隣の大聖堂でベネディクト16世に敬意を表している人たちと、皆で心を合わせたいと思います。そして、”教理解説の偉大な達人”であった名誉教皇に思いを向けたいと思います。 ベネディクト16世の明晰で品格ある思想は、自己言及的なものではなく、教会的なものでした。名誉教皇が常に、私たちがイエスと出会えるように導こうとされたからです。十字架上で死に、復活し、生きておられる主イエスこそ、ベネディクト16世が私たちの手を取って、導こうとされた目的地でした。私たちがキリストにおいて信じる喜びと生きる希望を見出すことができるよう助けを願いましょう」。

 また、謁見の後半、教皇はドイツ語圏からの巡礼者への挨拶でも、「私たちの愛する故ベネディクト16世の言葉をもって、皆さんにこのことを思い起してもらいたいと思いますー『信じる者は決して独りではありません』。神を御父として持つ人は、多くの兄弟姉妹を持っています。信仰の共同体がいかに普遍的で、死をもっても、それが終わらないことを、ここ数日、私たちは特別な形で体験しています。神が皆さんを祝福してくださいますように」。

 (翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2023年1月4日